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2009年06月13日

鎌倉時代以降のすまいとインテリア

まっさんです。

日本の建築物やインテリアの多くは、宗教の直接的な影響を色濃く受けて

います。

例えば書院造の様式、作庭の考え方、絵画、茶道、華道などその影響をう

けている分野は多肢にわたっています。そこで、今回はその宗教に関する

レポートをします。

宗教といっても、いろいろあります。今回とりあげるのは、禅宗について

です。

禅宗とはそもそも中国から派生して日本に伝わってきたものですが、諸派

に分かれて教義を展開しあっています。

今回は教義についてレポートするわけではないので、一般的な概要の紹介

に留めます。

禅宗の導師の生活する場所を「方丈」(ホウジョウ)といいます。

そして方丈の座禅をする場所を「室中」(シツチュウ)といいます。

キッチンや居間を「庫裏」(クリ)、寝室を「眠蔵」(メンゾウ)といいます。

現在、我々が出入り口の事を「玄関」といっていますが、そもそもは方丈

の出入り口を指していました。生活する道具でも多くの様式が中国から取

り入れられました。まず、椅子ですが、背もたれが独特の形をしている

「曲ろく」(キョクロク)や折畳の椅子である「交倚」(コウイ)などがあ

ります。

また、庭は「枯山水」の様式が取り入れられています。枯山水とは、水のな

い庭のことで、池や遣水などの水を用いずに石や砂などにより山水の風景を

表現する庭園様式のことです。

そして、襖絵は水墨画が主流となっています。茶も寺院での献茶や武士、

僧侶階級の趣味として用いられ始め、盛んになったのです。

村田珠光は、茶の作法について提唱したのもこの頃で、「詫び茶」の創始者

であるといわれています。

下の写真は「枯山水」の庭です。face02

今日はここまで。

  


Posted by massan&junjun at 18:02Comments(0)