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2009年06月10日

書院造のインテリア

まっさんです。

昨日は、書院造についてレポートしましたが、今日はその特徴について

レポートします。

突然ですが、ル・コルビジェという有名な建築家がいます。彼は建築家で

ありながら、家具、特に椅子の設計をしています。

彼の作った有名な椅子に「シェーズ・ロング」があります。

またの機会に紹介しますが、今日は、彼の考案したモジュロールについて

です。

これは何かといいますと、人体寸法を基準にした建築のための標準寸法な

のです。

これとよく似た考え方に、書院造の「木割」(キワリ)という手法があるの

です。

「木割」とは、柱間寸法、柱の見付幅(正面から見た幅です)などを基準

として、各部の寸法が決められています。

例えば、見付幅を「A」とし、見付幅の角部分を切り取った内寸を「B」と

します。「B」に属するものは、床脇では、違い棚の上下間隔の差、長押

(ナゲシ)の厚さなどです。本床では、床板の厚さ、落掛(オトシガケ)の

厚さなどです。床柱は「A」です。

そして、天井に施工される格天井(ゴウテンジョウ)の竿の寸法は「B」の

1/2となっています。

鎌倉時代から安土桃山時代に、これらのモジュラーコーディネーションの考

え方がすでにあったということに、ただ驚かされるばかりです。

それと、ついでに書院造の家具の特徴ですが、建具の種類もこの頃から増えて

きています。

例えば、遣戸(ヤリド)ですが、単なる板張りの戸ですが、これが発展して、

細い横桟をいれた「舞良戸」(マイラド)が出現します。

腰高障子も出始め、室内に明るさを取り入れる「明かり障子」もではじめま

した。また、雨戸もこの頃に登場しています。face02

本日はここまで。

  


Posted by massan&junjun at 21:27Comments(0)