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2009年06月11日

書院造のインテリア(続き)

まっさんです。

関東地方は梅雨に入りましたが、今日は午後から晴天となりました。朝の

やや強い雨が嘘のようです。さて、今日は書院造のインテリアの続きです。

*畳:平安時代には、必要な場合だけ座具として使われていたのですが、

武士の書院としての性格が現れるようになって、初期には部屋の周囲に追

い回しに敷かれるようになりました。この「追い回し敷き」ですが、部屋

の周囲に1列だけ畳を敷く事です。

やがて、次第に部屋全体に敷き詰められるようになっていくのです。「座敷」

という名前もこれ以降定着しています。

では、書院造で重要なインテリア様式である「床の間」について、掘り下

げてレポートします。

部屋の庭側に設けられているのが付書院です。もともとは、中国の僧侶の

書斎が始まりです。その様式が簡略化されていったわけです。書斎は別に

「書院」として設けられました。

*床:原型は禅宗で用いられた押板(オシイタ)、または畳床

(タタミドコ)といわれています。押板は、禅僧が仏画や頂相

(チンゾウ):高僧の肖像、を飾ってその前に三具足(ミツグソク)を飾る

ために壁に造りつけにした厚い板の事です。

板がインテリア様式の原型とは、まったく不思議な事です。

なお、三具足とは、「花瓶」、「香炉」、「燭台」のことです。この3つは、

現在でもありますよね。

*棚:寝殿造のところでレポートしましたが、中国からはいってきた

「厨子棚」が造作化したものです。造り付けの棚の最も古い様式は

「違い棚」であるといわれています。face01

今日はここまで。

  


Posted by massan&junjun at 23:01Comments(0)