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2010年05月03日

タイルの進化系


まっさんです。

最近、タイルを内外装に使用する方が増えているようです。

例をあげれば、「エコカラット」や目地材などに防汚、抗菌機能が追加され

たりすることによって、注目度が高まっているのです。

最近の建築物を見ると、タイルの利用が広がっているようですが、たぶん

その特性であるメンテナンス性を重視しているからと考えられます。

また、耐久性にすぐれた素材として建物の長寿命化に寄与するという特性

も併せ持っているのです。

 では、最近のテクノロジーによって、多くの機能が備わるようになった

といわれるタイルですが、一体どのような機能が付加されたのでしょうか。

機能別にご紹介しましょう。

① マイクロガード加工

 いわゆる防汚機能にすぐれたタイルの事です。元々汚れやすいという特

性を持っているのですが、最近は車や工場から出る大気汚染物質によって、

汚れ防止対策が急がれていたのです。

マイクロガード加工されたタイルは、タイル表面の親水性を高める加工が

なされています。つまり、空気中の水分子を常時吸着する事によって、タ

イル表面に水分が形成されたような状態なっています。

その結果、静電気が起こりにくく空気中の汚れを寄せにくくするわけです。

また、水となじんでいるわけですから、雨水で汚れた表面を掃除しやすく

なるわけです。

② 調湿機能タイル(エコカラット)

多孔質セラミックで作られているため、微細な孔の中に次のような作用を

する特性を持っています。

室内が多湿になると微細な孔の中に水分を吸収し、また乾燥すると貯めた

湿気を室内に放出するという特性です。また、ホルムアルデヒド、トルエ

ンといったVOC(揮発性有機化合物)も吸着します。

その他、匂いの原因となるアンモニアやメチルメルカプタン等も吸着しま

す。

③ 断熱機能タイル[サーモタイル]

 素地を発砲させ、タイル内に空気の粒を作ることで断熱性を高めていま

す。

基材部の中に微細気泡を多数分布させることによって断熱層を形成させる

事がポイントです。触感としてはタイル自体の熱伝動率が小さいので、冷

たさを感じにくくなります。

基材部の上に「うす釉層」には滑りにくい凸凹面上の加工も施され、また

抗菌作用も付加しています。

④ 多機能目地材(防汚・防菌機能)

 従来の目地材は、カビ等は付着して目地の部分が真っ黒になってしまう

という場合がありました。

実は、私の家でも、浴室の出入り口のアコーディオンドアに入っている

ウインドー周りのシーリングにカビが入ってしまって、裏からみるとも

う「真黒」の状態です。

しかし、最新の目地材は抗菌作用や防汚性能、防カビ性能を表面に施して

います。その結果、たわみに強く目地割れが起こしにくくなっています。

⑤ 滑りにくい床タイルへ

 これからの水回りに使われる床には、滑り防止機能は重要な要素となり

ます。

そのため、東工大式のすべり抵抗係数等が定められています。

  


Posted by massan&junjun at 20:35Comments(0)