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2011年05月14日

数じゃない



じゅんじゅんです


毎日のお弁当の写真を アップしておいて恐縮だが やっぱり数ではない

ナと。

毎日作るお弁当に いちいち魂込めてるとはいいがたいが 後で見ると

張り切って作った材料費高額なお弁当よりも ありあわせを詰め込んだ

やっつけ弁当の方が 栄養バランスが良かったり 美味しそうだったり

まっさんの美味しかった とか ありがとうの言葉が添えられたりするもの

まいにちコンスタントにする仕事 たとえばOLの事務仕事とか

受験生のお勉強とか こういうものなんだろうなと。

やる気が空回りしたり かえってルーティンワークに埋没して

たんたんと続けている方が 成果が上がったり 評価が高かったりしたな

ええ わたしも20年前にはOLしてましたので

そのときには ありがちな もっとやりがいのある仕事 

「自分でなきゃできない仕事」がしたいと いらいらしてました

「そんなものはない」 という諦念とは無縁の 若さがありましたね

今朝 バリダンスの先生というあちらの人を観たが まいにち制服を着て

公務員として出勤していく 役場の課長で 踊り手で 先生なのだった

すべて仕事で 趣味ではない

こういう生き方が 出来る人もいるが そうでないひともいる

いやむしろ 日本ではこういわれる 「それは趣味としてやって硬い仕事に

つけ」と。

ほんまでっかTVでも 日本人は趣味を持たなきゃと言い過ぎ

と言っていたが その根本には 趣味とはお金のかかるもので

仕事の合間に気晴らしにやるもの という認識があるのだろう

遊びが苦手な 日本人が 趣味と名付けて エクスキューズしてるように

思える

これは遊びじゃないと言うなら それはライフワーク 一生をかけて

続ける 人生の仕事だ たとえ他人の目に マニアックなコレクターとしか

見えないとしても 本人にはそれが生きがいなのだ

然し趣味だというエクスキューズがある為 たとえば骨とう集めなども

金をつぎ込み 勉強はせず 偽物をつかまされてる人が多い

遊びなのか ライフワークなのか 自分にはっきりさせた方がいい

まいにち持たせるお弁当を作るのも確かに仕事なのだが

これはお弁当を何個作ったか 何年間作ったか で評価されるべき仕事

ではないと思っている

いわんや 美味しいとか 経済的とか言う 意義も二の次なのだ

お弁当を作って持たせようという気持ち これが作品の根本にあるかどうか

なのだとおもう

そう お弁当は 私の気持ちの表現であって

けして専業主婦であるから お弁当ぐらい作る時間を割いて当たり前

それが主婦の義務だ という考えで作っているのではない

作っているうちに 味も経済性も進歩しなければ 偽物をつかまされ続ける

骨とう集めと変わらない という面もあるが

ずっと続けたくとも 夜学は後一年 会社もあと2年で定年だ

終わりが決まっているから 続けていてもストレスが少ないという

半面 ずっと続けられないものに打ち込む むなしさもある

そもそも ずっとお弁当を作り続けたいわけではない

今出来る 一番手っ取り早い自己表現なのだ

しかし自己表現こそ 数出来ればいいというものじゃない

質 そう 出来た表現の質が問題なのだ

陶芸なら 失敗したり気に入らなければ割ってしまえばいいが

お弁当はとにかく 失敗しようと 気に入らなかろうと 出来上がったものを

持たせることに意義がある

お弁当の話ばかりでは何なので

たとえば兄弟を例にとろう

兄弟は仲良くすべきだという意見に 7割がたの人は賛成して

下さると思う

そんなこといっても自分の家庭を持ったら そもそも年賀状以外に

付き合いがない まあ仲良くすべきかなと思うのは遺産相続の時くらいだ

という方も中にはいよう

また中には あの兄弟と仲良くするなら 死んだ方がまし とか

そこまではいかなくとも 兄弟より 近くの他人 長年の友人の方に

親しみがあるという場合もあるだろう

だからこそ 兄弟は数いればいいというものではない

境遇 性格 その他 年をとればとるほど 人生いろいろで

会っても話はないし それでも会えば懐かしいかな という程度でも

それはいないよりはいたほうがいいが

居てくれて幸せだという兄弟は 数ではなくてその資質だろう

ああ 長くなるばかりで 論旨がぐるぐる遠回りを始めそうだ

思うに ライフワーク 仕事のない人生はつまらないだろう

しかし 魂込める仕事は 数ではないな と

それは兄弟と同じで 数が多ければいいというものじゃない

と 思うことがあった と言うだけお話が こんなに長くなった

祖母の介護中 老人保健施設に預けた期間 洗濯ものの引き取りや

届けをするとき 面会者名簿に 続柄を書くのだったが

見ると来ている人はみな 長男か長女 長男の妻 なのだった

私の祖母のように 孫が来ている人はいなかった

それでも入居している老人たちは 孫は多いよ24人とか

私はちょっと少ないわね10人とか 自慢そうに祖母に話していて

祖母は 小さい声で うちは2人 と言っていた

0/24や0/10より1/2のほうがずっといい

「数いりゃあいいってもんじゃないのよ おばあちゃん!」

と30代前半の私は言ったものだ

数をこなさなければ生業にはならない

しかし人生において 「この仕事」という達成は 数ではない

今がいくつでも 焦ることはないんだ というお話でした。








  


Posted by massan&junjun at 12:59Comments(2)