2010年04月29日

化学繊維について


まっさんです。

 本日は、身近に使われている化学繊維をご紹介しましょう。

 いろいろな素材がありますが、アクリル、ポリエステル、ナイロン、ポ

リプロピレンといった所が有名ですね。

 では、これらの長所と短所を見ていきましょう。

まず、アクリルからです。

 私もアクリル製品をいくつか持っていますが、ふっくらとして柔らかく、

弾力性があって保温性に優れた素材ですね。

 まあ、少しウールに似たところもあります。

 また、吸水性が少ないという特徴もあります。

化学繊維ですから、虫やカビの害に強いです。

 そして色合いが鮮やかで色落ちがしにくいといった特徴があります。

 ではアクリルの短所も紹介しておきましょう。

 まず、吸湿性が乏しいというのは毛羽立ちしやすいのです。

 そして、化学繊維の運命とでもいいましょうか。

 そう火・熱に弱いのです。

 次は、ポリエステルについてです。

 この素材も石油製品から出来ています。

 今や合成繊維の中の代表格ですね。

 特徴は、摩擦に強く皺になりにくい。意外と火・熱には強いのです。

 合繊の中だけですが。

 また、湿気をすわないため乾きが早く、そして、型崩れしにくく、耐久

性があります。

 さて、短所ですが、吸湿性がないせいで、静電気を帯びやすいといった

ところです。

 3番目はナイロンについてです。

 このナイロンは工業化に初めて成功した素材です。

 アメリカのデュポン社が最初に製品化したもので、細く繊細で丈夫とい

った特徴をもっています。

 長所は、毛玉が出にくくかさ高性に優れています。

 薬品、油、カビ、虫害をうけず、染色性に優れています。

 短所ですが、染色性がよくても、色に深みがありません。

 また、高温で軟化、溶解してしまいます。

 静電気が起こり易く紫外線により黄変してしまいます。

 ただ、最近Bulked Continuous Filament というナイロン、略してBCF

といいますが、カーペット用に毛玉が出来にくく加工されたナイロン製

品が出来て普及し始めてきています。

 最後はポリプロピレンについてです。

 原料はプロピレンと呼ばれる石油精製の時に生じる副産物からです。

 プロピレンを溶かして糸にしたものです。

 長所としては、摩擦に強く耐久性があります。

 化学繊維ですから、薬品、カビ、虫害に強いという点も良い点です。

 汚れも落ちやすく濡れても早く乾きます。

 次は短所です。長所の反対なのですが、吸湿性がなく弾力性に乏しい。

 熱に弱い。触った感触が固い。とこういった短所があります。

 結論ですが、総合的にみて、素材として一番優秀なのは、やはりウール

です。

 次にナイロン、アクリルといった順序でしょうか。

 使用目的に応じて、素材の特徴を比べながら賢い買い物をして下さい。



化学繊維について



Posted by massan&junjun at 11:13│Comments(0)
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