2010年01月31日
照明について(1)
まっさんです。
昨日までは、主に外からの光について説明してきましたので、本日は室内の
照明について述べていきたいと思います。
照明とはある一定の明るさの尺度として、照度があるものといえます。
単位はlx(ルクス)です。
JISに照度基準があります。
ちょっとご紹介しましょう。
居室の全般照明、これはシーリングライトによるものが代表的です。
だいたい30~100lx位です。
読書・勉強には500~1000lx位。
暗いと文字を読むのがつらいですよね。
キッチンの作業には200~500lx位が推奨されています。
なお、普段我々がよく利用しているパソコンの環境には、100~500lxが推奨
されています。
日本の家庭では、部屋中どこでも明るいという照明方法は、電気代が高いと
いう理由であまり採用されていません。
一番多いのが、全般照明はシーリングライトで、局部照明としてブラケット
やダウンライトを使うといった方法がとられています。
ただ、この照明法ですと明るい所と暗い所の差が大きいと、目が疲れてしま
いますね。
そこで、均せい度、つまり部屋全体の照度を均一にする基準として、非作業
域の平均照度と作業域の平均照度の差については三分一以上が推奨されて
います。
何となく納得していただけたでしょうか。
この照度を測る器具の事を「照度計」ないし「ルクスメーター」があります。
興味のある方は電気専門店においていると思いますのでご覧下さい。
このように照明というのは、なかなか難しい要素が一杯ありますね。
照明にとって、一番問題となるのはグレア対策です。
グレアとは照明の光が眼の中に入った場合に生じます。
輝度が明るい場合を直射グレアといいます。
本にライトの光が反射して見ずらい場合を反射グレアといいます。
これらのグレアを防ぐために、直下光のカットや照明カバーを使う等の対
策が必要になります。
本日はここまで。
Posted by massan&junjun at 10:26│Comments(0)