2009年12月25日

おばあちゃんにはできない。。。うふ



じゅんじゅんです

超音波とマンモがすんで、診察に行ってきました。

「触診がありますよ」と深刻な顔つきで担当医が言っていたので、また、

超音波とマンモの技師は女性だったので、乳腺外来の医師は男性なのだろう

と勝手に思っていましたが、乳腺外来の「3時間以上待ち状態」のおかげか

初診の私目の診察は午後になり、それも3時近くになったためか、それとも

乳腺外来の初診は女性と決まっているのか、わかくてかわゆい、女性医師で

した。

しかも、パソコンの画面には超音波の画像、壁にはマンモの画像、間に挟ま

れて、ミディアムヘアのちょっと垂れ目の小顔がバンビちゃんみたいな女医

さんが立ち上がって出迎えてくれて、「何も心配はなさそうですよ」とまず

言ってくれたので、ほっとしたのでした。

おまけに「のう胞も、そんなに悪者ってわけでもないんです。水の多いとこ

にできやすいです。おばあちゃんにはできない。。。うふ(とは言わないが

そんな感じに聞こえるの)。」

しかし私は苦笑い。。。そうかのう胞でなやんでるうちが花か。これなくなる

とむしろ垂れるかな。

「触診はいいんですか?」「しますか?でもマンモでも問題ないし、しなく

ても大丈夫と思いますよ。なにか気になる症状がありますか?」

「ちょっと痛みがあるんです。。。」「乳腺は痛みを感じやすいですから、痛む

ことはよくあるんですが、大丈夫ですよ。」

それでも触診してくれと言い張るほど心配でもないので、大事にしまっとき

ました。

わたしの大きな柔らかい胸を先生の小さくて細い手があちこち押す。。。

ちょっと気持ちいいかも。でも恥ずかしいな。

「じゃあ、いいです。安心しました。」「大丈夫ですとお手紙書いておきます。」

お手紙か。。。ここの女医さんはわかくてきれいな人が多いけど、30そこそこ

のひとばっかり。OVER30はどこへ消えるの?

結婚して、どこかほかの病院へ移るのかな。

女性外来もないし、泌尿器科に女性医師の診察室もないし、とても女医が

不足していると思いますよ。

ただ大学病院の勤務体系がね。。。結婚したり子供が欲しかったりしたら

外来・手術・当直の連続で、看護師より激務。論文・学会・研修と「私だっ

て奥さんが欲しい」状態になりますものね。

9時5時の公務員(今でもそうなのかな)の夫を持って主夫してもらうか、

実母と同居OR近居して保育園の送り迎えから父母会のお仕事まで代行して

もらうかして、子育てするしかないですよね。

それとも今の30代は共働きで子供はとりあえず考えない というのが主流

なのかもしれない。

30代で考えないというのは、つまり子供は持たないが前提と言うことなん

だけど、そこまでは考えない。

当直がしんどくなる30代半ばで、たまたま結婚してたら子供作って仕事は

少し休んで、転職するか、親の後を継ぐか開業するか。。。転機が一度に来る

のでしょうね。今は女医さんだけでなく、OLでもそうだから。

ただ医大生は教育されてるでしょう。「医師免許を取ったら、仕事を止めては

いけない。一人の医師のためにどれだけの国費が使われているか」と。

それでいて、大学によって学費がものすごく違うんですよね。

まあ成績と良い医師の条件って違うとは思うけど、良く言われるように頭いい

だけで医師を目指すというよりも、「どこまで学費を出せるか」で医師になれ

るか決まるという感じがする。

もちろん国家試験と言うものがあるし、医学部にも中退者はいる。

けれども女性が医師を目指すか看護師になるかと言う境目に「学費」の問題は

皆無ではない。

それは親の意識とも無関係ではない。

ただ、娘を「嫁にやる存在」としてだけ育てる親は、この少子化の時代、

むしろ希少価値である。

他の兄弟と同程度に、あるいはそれ以上に投資して育てている。

見返りを求めるのだ。それはむすめの「女としての幸せ」よりは「職業人

としての成功」だ。

もちろん「職業人としての成功」の後で、「女としてのしあわせ」もたやすく

手に入るはずと親は信じている。

しかし時間制限があるのだ。

むかしは35歳以上の出産は 丸高と呼ばれていた。高齢出産の高の字を

丸でかこんだ赤い判を想像してくださいね。

また、夫が37歳以上の妻の出産では、障害のある子どもの出生率が上がると

いうデータもある。ダウン症の出生も高齢出産に多いようだ。

だから医学部を出て前後期の研修5年間のうちに30を超える女医は、OVER

30で大学病院を消えるのだ。

前後期研修の各一年を大学病院での勤務研修に来ているだけの女医も多い。

だから若い女医はたくさんみるが、いざベテランの年齢になると。。。いない、

と言う現象も起きる。

私の友人の一人は、外科医になりたかったが体力的に判断して麻酔医になっ

た。

半陰陽と言う存在を知っていますか。

オリンピックの陸上競技などでSEX チェックをするのは、女子選手の中

に、そういう人がいないかを探すためなのです。

実は男性だが、半陰陽のせいで出生時女性と届けられたひとが、その身体能力

の高さゆえに、他の女性に対して不公平な存在となるというのだ。

病院の階段の踊り場の椅子に座って休んでいると、そこが3階だというのに

駆け上がってきた医師がいて、驚いて顔を見ると、いつもの担当医で、35歳

くらいなのに、朝から体力あるなと感心したが、若い研修医の女医が階段を

駆け上がってくるところは見たことがない。

エレベーターを待っているのがもどかしい、時間がもったいないという感覚

は若くて体力がありあまってる男性の発想なのかもしれない。

互角に戦わなければならないのに、子供を生むにはタイムリミットがある。

悩ましい問題である。

女性専用のクリニックを持った方が金銭的にも時間的にもいいのだろう。

男性は、それぞれが独立した存在で、それぞれ独自に研究し、その中で

一番すぐれているものを決め、それに従う、上下関係がはっきりした体系を

好むそうだ。

それに比べて、女性は、みなで協力して、相談の結果、ひとつの成果を出す

ものだそうだ。

大学病院と言うのは、どうしても前者、男性的体系なのかもしれない。

どうしても女性が続けて行くには居心地がよくない職場なのだろう。

同じ言葉でも、若い男性医師には言えないと思う。

「のう胞も悪者ってばかりじゃないです。おばあちゃんにはできない。」

うふ。っと女同士、しばし「わかいおんな」としてのシンパシーを楽しむ。

いいなあ。若い女医さん。

しかし、こちらが本当におばあちゃんになったら、孫息子みたいな若い医師が

良くなるのだろうな。

私は少し前までおじいさんな医師が好きだったが、最近は男性医師も女性

医師も30代くらいの一人前になりたてな感じが好きである。

10年修行しましたくらいというと、少年が野球を始めて甲子園に出場する

くらいだろう。

みんな6~7歳からはじめて、リトルリーグを経て、甲子園に出るのだ。

そのあたりが人生の花である。

そのあと、生き残ってプロになるのは一握りのひとたちだ。

「おばあちゃんにはできない。。。うふ。」なんてかわいらしさを残したまま、

40代の医師にはなれないだろう。

初々しい乳房のままおばあちゃんになれるひとも中にはいる(私の祖母が

そうだった)が、老衰で死ぬ時には乳房ものう胞もなくなるのだ。

「マンモは嫌」とかいってないで、やっぱり2年後には2回目をやっておこ

う、とバンビチャンの笑顔を見つつ、決心していましたとも。


下の乳房の写真を見るたび「2.。。20代はこんな感じだったな。。。」と思うの

です。こんな硬かったら、マンモできないな。。。かなり痛いでしょうね。






おばあちゃんにはできない。。。うふ



Posted by massan&junjun at 17:12│Comments(2)
この記事へのコメント
 私たちの靴を知ってますか?いわゆるナースシューズは緊急のときに
走れないということで紐つきのシューズになりました。今は事故防止のためになりましたが。女性の医師も走ります。そして私たちも走ります。一刻を争うことはこの現場では珍しいことではないのです。
 あなたは、あなたの担当医さんにいわゆる陽性転移をしているのではないのですか。女性の医療関係者への評価が厳しすぎるように思います。
 それから、別に親にお金が無いからナースをしているわけではありません。私なりに思うところがあってこの仕事をしています。
Posted by おたんこナース at 2009年12月28日 20:02
女性の医療関係者への評価が厳しすぎるでしょうか。

それだけ期待が大きいのかもしれません。

看護師にもいろんな人がいるし、女医もそうです。

助けられたこともあれば、十分な手当てをしてもらえなかったこともあります。

学費の問題はあなたのことを言っているのではなく、一般論
です。学費の問題だけで職業を選択すると書いた覚えはありません。

私は見たまま思ったままを書くことを恐れません。

あなたがどの部分で不快を感じるか、それはあなたの自由です。

しかしあなたに「女性医療関係者」を代表するような物言い
をされるのは、非常に戸惑います。

私なりに今後表現には気を付けようと思いますが、うそを書いたつもりはありません。

これが私の返答で、あなたの気に入るかどうかはわかりません。ご感想をありがとうございました。
Posted by じゅんじゅん at 2009年12月28日 21:30
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