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2009年05月31日

二級建築士

まっさんです。

今日は、二級建築士を養成する専門学校のオープンキャンバスに行って

きました。都内の某所にあり、各種の資格をとるため多数の学生が勉強

しています。

この学校で私が勉強したいのは、二級建築士です。なぜこの年齢で、

資格をとるのか、レポートします。

まず、二級建築士とはどのような建築物を設計できるのか説明します。

1. 二級建築士は、学校・病院・劇場・映画館・公会堂・集会場・

百貨店などの公共建築物は延べ面積が500平方m未満のもの

2. 木造建築物または建築の部分で高さが13mまたは軒の高さが

9mを超えないもの

3. 鉄筋コンクリート造、鉄骨造、石造、れん瓦造、コンクリート

ブロック造もしくは無筋コンクリート造の建築物または建築の

部分で、延べ面積が30m²~300m²、高さが13mまたは軒の高さ

が9m以内のもの

4. 延べ面積が100m²(木造の建築物にあっては、300m²)を超え、

又は階数が3以上の建築物

(ただし、第3条の2第3項に都道府県の条例により規模を別に定めること

もできるとする規定がある)。

つまり、木造の住宅や、小規模な鉄筋コンクリート造などの建物

(延べ面積300m²以内のもの)など(主に日常生活に最低限必要な

建築物)の設計及び工事監理が可能です。

この資格に興味を持つようになったのは、インテリアコーディネ

ーター資格試験に合格して、これからの第二の人生計画を考えた

時です。今のスキルに安住することなく、出来れば上位の資格に

チャレンジする事で、モチベーションを高めたいと思ったから

です。オープンキャンバスは、教育現場を実際に見て体験する

ために、いろいろな学校でおこなわれています。

私がオープンキャンバスで説明されたのは、教育環境、授業の

内容、スケジュール、それと在校生が実際に設計図を基に建築

模型を作っている工程などです。

今まで少し勉強不足とおもっていた分野を多いに補強する内容で、

2年間頑張って勉強しようと思いました。

ただ、私もサラリーマンとして昼間は通常通り勤務して、仕事が

終了した後、夜間学校に通うわけです。

家内にも相談したのですが、夕食がコンビニ弁当ばかりになって

は体に悪いなどと心配してくれましたが、快く協力してくれる事

となりました。
意を決して2年間頑張って勉強したいと思います。icon22

今日はここまで。

  


Posted by massan&junjun at 18:32Comments(0)

2009年05月30日

ロココ

まっさんです。

ロココの時代は、18世紀前半のインテリア様式です。まず、ロココの語源

についてです。

ロココとは、ロカイユ(rocaille)に由来する言葉です。

ロカイユとは「岩」の意味で、バロック時代の庭園に造られた洞窟

(グロッタ)に見られる岩組のことです。そして、曲線を多用する繊細な

インテリア装飾が、ロカイユ装飾(ロカイユ模様)と呼ばれるようにな

ったのです。

ロカイユ装飾は、イタリアの貝殻装飾に由来すると考えられていますが、

植物の葉のような複雑な曲線を用いた特徴がみられます。

この時代の背景は、フランスを例にとれば、ルイ15世が統治する封建体

制の時代で、貴族の退廃的、享楽的な生活が現れています。

バロックは豪壮さが特徴でしたが、ロココは曲線的かつ優雅な造形が特徴

です。イギリスでは、この時代のインテリア様式をクイーン・アン様式と

呼んでいます。有名な家具作家にトマス・チッペンデールがいます。

一方、ロココ様式では、シンメトリーの原則が細部で破られ、ペールに

代表される淡いソフトな色調が好まれました。

パリでは、ジェルマン・ボフランが設計したオテル・ド・スービーズは、

壁から天井にかけて局面で構成され、金色の装飾がされています。

また、椅子では、より特徴的なスタイルが作られています。

有名なカブリオール・レッグすなわち、「猫足」です。曲線の多用、装飾

に金色を多用することで、その特徴を一層引き立てています。

また、磁器では、シノワズリが流行して、織物、家具などにその影響が

表れています。

ちなみに、「シノワズリ」とは、中国趣味を意味しています。主な産地は、

ドイツでは、マイセン。フランスでは、セーブルやリモージュです。

ロココ以降、アジアのインテリア様式がヨーロッパにますます導入される

直前の時代にあたるのです。face02

今日は、ここまで。

  


Posted by massan&junjun at 18:26Comments(0)

2009年05月29日

バロック

まっさんです。

今日は、バロックについてレポートします。

時は17世紀から18世紀にかけてです。日本では江戸時代の中期から後半

にかかる頃でしょうか。

バロックの語源は「歪んだ真珠」です。かわった意味ですが、インテリア

においてもそれまでの流れからかなり変わった様式が現れます。

例えば、イギリスにおいて、ねじり脚の椅子やらっきょう型の挽物など

です。ねじれたものが良く見えたのかもしれません。

ただし、豪華なインテリアもあります。

例えば、フランスでは、アンドレ・シャルル・ブールがベルサイユ宮殿の

室内装飾を手掛けていますが、その豪華さには、目を奪われます。

一方、イタリアでは、ガラス器の秀麗さで有名なベネチアが隆盛となって

います。私もサンマルコ広場に面したガラス工房で実物を見ましたが、

表面の加工技術が優れたものだと思います。

その他、陶器では、マジョルカ陶器が有名です。

ちなみに、フランスではこの時期をルイ14世紀様式、イギリスでは後期

ジャコビアン様式、ウィリアム・アンド・マリー様式といいます。

今年、ICの試験をうける方がいたら、この辺、出るかもしれませんよ。face02

本日はここまで。

  


Posted by massan&junjun at 23:56Comments(3)

2009年05月28日

ルネッサンス時代のインテリア

まっさんです。

昨日に引き続き、ルネッサンス時代の建築、家具についてレポートします。

昨日、ルネッサンスの意味を「再生する」という意味であると書きました

が、いったいどの時代の再生を言っているのでしょうか。実は、ローマ時

代の文化の再生を言っているのです。

では、その特徴とはどのようなものだったのでしょうか。そう、直線的で

水平線が強調される、何と言いましょうか規則性のあるデザインが特徴

です。シンメトリーともいいます。

では、不規則なのはどういうのかといいますと、「アシンメトリー」

といいます。「ア」をつければ反意語になるのですね。装飾は、上下階の

仕切りに蛇腹という水平線を強調する装飾が特徴です。代表的な建築は、

フィレンツエ大聖堂、聖ピエトロ寺院などです。

家具では、ダンテが愛用したことで有名なダンテスカやサボナローラ、

婦人用の椅子であるカクトワールやカッサバンカといった長椅子が有名

です。

装飾には、タペストリー等のすぐれた璧装品が出現しました。

そして16世紀に入ろうとするころ、マンネリとグロテスクの語源といわ

れるマニエリズムの時代になるのです。face01

今日はここまで。


  


Posted by massan&junjun at 21:13Comments(0)

2009年05月27日

ルネッサンス

まっさんです。

今日は、ルネッサンス時代のインテリアに関するレポートです。

時は、15~16世紀です。この頃、日本では戦国時代に該当します。

この時代に勢いがあったのは、イタリアです。古代ローマ帝国の時代

には「パスク・ロマーナ」と云われる世界帝国を築いたのですが、

やがて帝国は、東と西に分割されてしまいました。結局、西ローマ帝国

はゲルマン諸民族に征服されてしまったことは、ご存知の方も多く

いらっしゃる事と思います。

ここで、一つお勉強。ルネッサンスとはどういう意味なのでしょうか。

よくお笑いの方々が「ルネッサンス」という調子のよい掛け声をかけて

いますが、実は「再生する」という意味なのです。

彼らのかける「ルネッサンス」とは、「再生するよ」と掛け声をかけて

いるわけで、一体どういう意味になるのでしょうか。

ルネッサンスの有名人は、「ミケランジェロ」「ブルネレスク」「レオナルド・

ダ・ビンチ」等枚挙にいとわないほど多数の天才が輩出されました。

私が一番好きなのは、「レオナルド・ダ・ビンチ」ですね。フィレンツェに

行った時に、彼が下宿していたアパートが今も残っています。この名前はどう

意味かご存じの方はいらっしぃますか。そう、ビンチ村のレオナルドという

意味なのです。貴族かと思っていたのですが、意外な感じがしますね。

今日はここまで。face02


  


Posted by massan&junjun at 22:33Comments(0)

2009年05月26日

五月晴

まっさんです。

まさに5月も終わろうとしています。気分は爽快。外に出かけるのが楽し

くなる季節ですね。木々の緑が大変きれいです。空は見上げると真っ青。

こういう状況を照明の専門用語で説明すると、色温度が10000ケルビン

あるなどといいます。もっとも、一般的な会話ではありませんね。

今日は中世のインテリア様式をレポートしてみたいと思います。13

世紀から14世紀までを「ゴシック様式」と呼びます。ゴシックの意味

ってわかりますか。

そう、野蛮なゴート人という意味だそうです。ゴート人とは、ゲルマン

人の1部族で、最初にキリスト教国家を建設したとされているそうです。

どうしてゴシックと呼ばれるようになったのか、恐らく北フランスを

中心に発展していった文化に因んで名づけられたのでしょう。この時代

は教会の勢力が最も盛んで、権威を象徴するような建物、たとえば、

パリのノートルダム大聖堂、シャルトル大聖堂、イギリスの

ソールズベリー大聖堂などが有名です。建物の特徴は、やたらと建築

高が高いことです。象徴なんですから、目立ちたかったということで

しょうか。ともかく高く作られ、ステンドガラスが装飾として多く用

いられました。しかし、多くの部分に構造的な無理が生じてしまい、

外側から構造体を支えるための梁(フライングバットレス)が用いら

れました。まったく、外国でも、お坊さんは我儘な考えの方が多いよ

うすね。間違っていたらごめんなさい。

一方、この時期は、有能な職人組合(ギルド)がチェストや

ハイバックチェアなど、大型で彫刻がされた家具を製作した。

ともかく、やたらと装飾をつけたものが多いという特徴をもつ時代

なのでした。本日はここまで。face01

  


Posted by massan&junjun at 22:39Comments(0)

2009年05月25日

ビザンチンの文化

まっさんです。

ビザンチン帝国とは、変わった国の名前ですね。もう滅んでしまった帝国

の悪口をいっても怒る人はいないでしょうから、つい言ってしまいました。

よくビザンツ帝国ともいいますよね。

この国は、コンスタンチノーブルを首都にして、アジアとヨーロッパの

中間に位置する立地条件を利用して、文化と貿易による繁栄を築いていた

のでした。

もともとは、ローマ帝国なきあとの東ローマ帝国により建国されています。

その特徴は、建築はドーム型の教会が特徴で平面図にすると、形状が十字

型になっています。

一方、インテリアでは、モザイク装飾が盛んに飾られています。

また、西ローマ帝国では、建築は平面図にすると細長い十字架の形状が

よく見られます。

西ローマ帝国は早い時期に滅亡してしまい、ローマ教会による支配が長く

続くわけですが、協会建築の荘厳さは立派な芸術の域に達しているのは

ご存じのとおりです。

バチカンに行った時に、歴代教皇のお墓が協会の中にさり気なくあるの

です。
日本人は、お墓とお寺は分けてあるのが普通ですが、ヨーロッパの宗教

との違いを感じさせられました。

下の写真は、東ローマ帝国末期の国章「双頭の鷲」です。今も、

コンスタンティノポリス総主教庁の正門に掲げられています。

今日はここまで。face02


  


Posted by massan&junjun at 21:00Comments(0)

2009年05月24日

ベクターワークスの体験セミナーに参加しました

まっさんです。

今朝、横浜駅からすぐそばにある、とあるIC専門学校が主催するCADの

体験セミナーに参加しました。

CADには、フリーソフトで有名なJW-CADや3Dソフトのベクターワー

クス、2次元ソフトのオートCADなどがあります。

講師の方は、テレビ東京の番組でインテリアコーディネーター王選手権で

2位に輝いた「Kさん」という女性で40歳前後のおっかなそう(face08

な感じの方でした。本当はおやさしい方かもしれません。ごめんなさい。

講師の方の実際の使われ方の説明は次のようなものです。

以下セミナーの一部についてリポートします。

CADソフトは、いろいろなものがありますが、全部の操作方法を覚える必

要はありません。どれか一つ、みっちり勉強すればよいのですが、たとえ

ば顧客にプレゼンテーションをする場合、最も実写のようなイメージ

を作れるのは「CHADE」というソフトです。このソフトは、CAD専用の

ソフトではなく、アニメや家具のイメージ制作に役立つそうです。

特に「アール」の精密さは、他のCADソフトよりすぐれているそうです。

しかし、他のCADソフトとの互換はないそうですから、平面図などは、

別途書かなければいけません。

では、実際の顧客とのプレゼンのやり方はどうなっているかといえば、

ベクターワークスかオートCADで2Dか3Dでバースを描いておき、データ

コンバート後、フォトショップで着色してから、イラストレーターで項目の

微調整を行うのだそうです。

こう説明すると、ベクターワークスの使い方が難しいように思われますがど

うなのでしょうか。

そこで、実際、ベクターワークスの操作の説明に入りました。

すでに、平面図が半分くらい書かれており、壁の芯線が一点鎖線で既に書か

れています。

ベクターワークスの特徴は、壁線の描画が簡単に出来るのが特徴です。

壁の厚みさえ入力して、表示位置さえ指示しておけば、後は勝手に作ってく

れます。レイヤーを切り替えて、建具を取り付けます。

ここで3Dボタンをおすと、画面には壁面とドアの中側がイメージとして出

来上がっているのです。さらに、ウヲークインボタンを押すと、実際に部屋

に入って、周囲を見回すといったことが、何の操作も必要なく出来てしまう

ことです。

この体験セミナーは1時間30分の短いものでしたが、実に多くの教訓を教え

てくれました。

ご静聴ありがとうございました。


  


Posted by massan&junjun at 16:30Comments(0)

2009年05月23日

ギリシャのオーダー

まっさんです。

昨日は、ローマについてレポートしましたが、今日はそれより少し遡り

ますが、ギリシャのオーダーについてレポートします。

ギリシャというと、最近上映された「スリーハンドレッド」という映画

を思い出します。筋書きは、次の通りです。

前6世紀半ば、スパルタは、ギリシア屈指の強国へと成長しました。

そして、覇権国家として、より多くの支配権を広げるために、周辺のエリス・

テゲアとペロポネソス同盟を結びました。

スパルタの市民軍は、「スパルタ教育」の代名詞としてよくとりあげられますが、

ペルシア戦争において、その真価を発揮したのです。

紀元前480年、ペルシアの大軍に対して、アテナイのテミストクレスは、山間の

テルモピュライでペルシアの侵攻を食い止める作戦を立てました。

この戦場を主にスパルタ軍が担ったのです。

しかし内通者が出て背後を突かれ、窮地に陥ることとなってしまったのでした。

そこでスパルタ王レオニダス1世は他の諸都市の兵4000を先に逃亡させた

後、自ら300人のスパルタ兵と700人のテスピアイ兵、400人のテバイ兵を率

いて殿となり、玉砕したのでした。

この時間稼ぎにより、アテナイ海軍にペルシア軍を海上で迎撃する態勢を整え

させ、サラミス沖の海戦での勝利を可能にしたのでした。レオニダスとスパルタ

軍の勇敢な戦いぶりは全ギリシア人から称賛を受けたのでした。閑話休題。

ギリシャの代表的な建築はパルテノン神殿を思い出しますが、アクロポリスに

建築されました。

大理石で作られた石造建築物で、円柱の基部の直径を基準に建築各部の

寸法が比例的に決められています。これを「オーダー」といいます。

有名ですが、3種類あります。

「ドリス式」、「イオニア式」、「コリント式」です。

ドリス式は装飾が少なく、太い柱とエンタシスが特徴です。

イオニア式は柱頭の渦巻きに特徴があります。

コリント式は、アカンサスの葉の飾りが特徴です。

ギリシャの住宅はレンガ造りで、漆喰塗が一般的でした。

代表的な家具に「クリスモス」と呼ばれる椅子やディフロス(スツール)、クリーネ

(寝椅子)があります。

クリーネに横たわって、「スリーハンドレッド」が見れたら幸せですね。
face02


  


Posted by massan&junjun at 18:23Comments(0)

2009年05月22日

インテリアの歴史(2) ロ-マ帝国

まっさんです。

今日は、インテリアの歴史の二回目です。レポートの題材は、ローマ時代です。

私がローマを訪れたのは、過去2回あります。一回目は、新婚旅行の時。

二回目は、その三年後、家内と南イタリアを旅行したときに、たまたまコース

に入っていたからです。

イタリアという国は、古代ローマ帝国時代とは違って、勤勉な人種とはいえな

い国民性があるようです。良くいえば、「おおらかな人たち」といえるのかな。

まず、空港についても、バスは定刻に発車しない。ランチの注文をしても、

なかなか持ってきてくれない。電車の便も定刻通りに発車しないし、結構

ストライキを平気でする。

別に、悪口をいっているのではありません。体験したことをそのままいってい

るにすぎません。

さて、余談はこれくらいにして、本題に移ります。

この時代にコンクリート建築物が発明され、早速、ローマ帝国の建築に使われ

はじめました。有名なアーチ構造の建築様式は、その後の建築に与えた影響が

非常に大きいといわれています。更に、アーチとアーチを原型とした

ウヲールトやクーポラを応用したパンテオンやコロセウムが建築されました。

私もコロセウムに行ったことがありますが、2000年前の建築物とは思えな

いほど、立派なものです。確か、日本では、弥生時代で、竪穴式住居の時代に、

一方では、コンクリート式のアパートメントを建築していたというこの違いは

いったいどう考えればいいのでしょうか。戻ります。

これらの建造物には、大理石の彫像やフレスコ画で飾り付けがなされていまし

た。

そして、現在でも見られる「アトリウム」もこの時代にはすでにあったのです。face02

今日は、ここまで。

  


Posted by massan&junjun at 21:49Comments(0)

2009年05月21日

リノベーションの範囲とは

まっさんです。

今日は、リノベーションの範囲についてレポートしたいと思います。

対象は3区分できます。

まず、第一がスケルトン部分。

これは、駆体部分の事です。新耐震以前の建物は、躯体部分に問題がある

ケースもあるようです。

管理規約や区分所有法により、駆体部分の補修には、管理組合の同意等

が必要となる場合が多いようですが、自分の住んでいる建物の梁に問題

があるとしたら、怖い話ですよね。

当然補修する必要があるでしょう。

第二は、性能インフィル部分です。

天井・壁、床、設備配管、電気、通信、空調、換気、サッシなどが該当

します。

最近のマンションはエル値が45位の性能が普通となってきています。

ちなみに、エル値とは騒音レベルの事です。

最も静かな環境が約束されています。

こういった環境を構築するには、それなりに費用をかける必要があり

ます。まず、床は浮床工法が普通です。それに防音材をいれるとと

もに、壁面や天井などにロックウール吸音材などで吸音するなどの

措置が必要です。

その他、性能向上、すなわち、住みやすさを演出する設備は、枚挙

をいとわないほど沢山の手法、設備があるわけです。

もしも、完璧な住みやすさを求めるとすれば、多額のお金がかか

る場合だってあるかもしれません。

この部分は、予算を前もって決めておいてから選択していけば良い

でしょう。

第三はインテリアの部分です。

間取り、住宅設備機器、建具、造作家具、照明設備、ファブリック、

絵画等が該当します。

この分野は、ユーザーのスペックがどのようなものかでかなり金額

も変わってくる部分です。

ICの活躍するのに、最も得意とする部分です。

リノベーションを考えるのに当たって、以上、かなり広い分野につ

いて、万遍なく勉強しておかなければいけません。

業者任せにしておく方もいらっしゃると思いますが、後で後悔しな

いよう、一所懸命努力して研究する姿勢が大切だと思います。face02

The end



  


Posted by massan&junjun at 23:03Comments(1)

2009年05月20日

ニーズの変化

まっさんです。

昨日、Dog yearについて、レポートしましたが、リノベション市場の活性化

に伴ってどのような変化がユーザー側に生じたのか。そこに至るユ-ザー側

の心理の変化について捉えるのが重要です。

50歳代の後半頃の年代は、第二の人生に入ろうとしています。今までの生

活とは違ったスタイルを構築して、自分本位の思うがままのスタイルを構

築したいと願っている筈です。

現に、私もその年代に加わろうとしているのですから、間違いありません。

今まで住んでいた間取りを思い切って変える。そういう誘惑があるのは、

私一人でしょうか。

自分に対するご褒美だと思って、この際、内装をリフレッシュする。

また、キッチンや浴槽を新しいものに変える。今まで、散々家族の為に働

いてきたのだから、これくらいの自由が与えられてもいいではないでしょう

か。

以上が、ここ1年の間に急激なリフォームの流れが沸き起こってきた底流に

ある流れではないでしょうか。

平成19年現在、マンションのストック市場は528万戸です。そして1300

万人がそこに居住しています。

新耐震基準以前(昭和56年)に竣工したものは、106万戸あり、これらの

マンションが築後30年を迎えようとしている現在、質の良いマンションの

リフォームは当然その要求が高まるものと予想されます。

いいものを長く使うといった背景の変化をうまく捕えて、変化に乗り遅れな

いよう適格にニーズの変化に対応していく姿勢が大切といえるのでしょう。

今日はここまで。face02

  


Posted by massan&junjun at 23:02Comments(0)

2009年05月19日

Dog year

まっさんです。

さて、本日はインテリアに歴史をお休みして、インテリア産業協会

関東甲信越支部が企画したセミナーについてレポートします。

題名は「マンションリフォームの現場調査」についてです。

今、東京のマンションの新規着工状況は減少の一歩を辿っています。

今後も、着工状況が改善するのも、数年がかかるものと思われます。

ここで、注目されるのが、マンションのリノベーションです。

この分野では、東京では、建設された時期が早かった、世田谷、渋谷、目黒

といった地域を中心にリフォームが盛んに行われるようになっています。

今年度、国土交通省が創設した「超長期住宅先導的モデル事業」は、「いい

ものをつくってきちんと手入れして長く大切に使う」というストック社会のあり

方について、具体の内容をモデルの形で広く国民に提示し、技術の進展に資する

とともに普及啓発を図ることを目的としています。」とされています。

マンションをスクラップアンドビルドするのではなく、出来るだけ現在ある建物

を修理して、気持ちよく住もうといった趣旨です。

こういった情勢が追い風となって、普通の経済状況では7年位かかる一連の変化が

短時間で現れる現象を“Dog year”といいます。

今日はここまで。face01

  


Posted by massan&junjun at 21:33Comments(2)

2009年05月18日

インテリアの歴史

まっさんです。

今週は、IC試験の範囲でもあるインテリアの歴史について、私が気がついた

事柄を中心にレポートしたいと思います。

インテリアの歴史は非常に古く、古代エジプトにまで遡るとされています。

有名なファラオの墳墓の中に、数々の財宝とともに生活用具も収められてい

ました。

例えば、王座やテーブル、その他、今ではもう見る事が出来ない生活用具が

いくつもあったことでしょう。

しかしこれらの宝物は、一部の特権階級に属する人々だけにしかその所有が

認められていませんでした。

一般の人々にとって、インテリアは縁遠いものであったのです。

やがて、ローマ帝国の時代になると、やはり上流階級が中心になるのですが、

大理石を使ったモザイクで床面や壁などを装飾したり、漆喰塗やフレスコ画

などが用いられるようになりました。

この時代、家具の構造は、装飾性の高い彫刻などが使われるようになってき

ました。

私も数年前、シチリアで古代ローマ帝国の皇帝の別荘跡を見物した事がありま

すが、約1800年前にこのような技巧があったのかと驚かされたことがありま

す。

今日は、ここまで。
face01


  


Posted by massan&junjun at 22:43Comments(0)

2009年05月17日

アズレージョの5回目

まっさんです。

18世紀、アズレージョの絵付けの特徴は多彩色である事です。

それとともに緻密な構成がなされるようになりました。

枠飾には貝殻なども用いられて、見た目が大変豪華となっています。

この時期になると、生産設備の整った工場が建設されて、大量生産ができるようになってきました。

産業革命ですね。

ポルトガルの植民地であったブラジルが独立し、多くのポルトガル人が帰国してきました。

彼らは、外壁をアズレージョで仕上げたのです。

恐らく、彼らの多くがその長所である耐久性をよく知っていたからでしょう。

やがて、至る所にアズレージョが使用されはじめたのです。

外国で出来た単価の安いタイルも入ってきましたが、ポルトガルでは職人たちが伝統工芸であるアズレージョの技術を保ち続けました。

現在でも、その芸術的な輝きは衰えることがありません。

The Endicon22



  


Posted by massan&junjun at 10:31Comments(0)

2009年05月16日

アズレージョ(4回目)

まっさんです。

いよいよ17世紀に入ります。

この時期、世界の陶磁器の中心生産地は中国で、質・量ともに世界のトップレベルに君臨していました。

中国陶器の文様、焼成温度の高さからくる堅牢さは、他の追随を許さないものでした。

この中国磁器をまねるというのが、ヨーロッパの国々の陶磁器づくりの実情だったのです。

やがて、染付に藍色を使ったものが多くなります。

そして、重要なのが、粘土の質に注意が向けられてきた事です。

良質の土を使えば、その出来栄えは中国磁器に近いものが出来たからです。

やがて、18世紀になると植民地であったブラジルで金鉱が発見され、そのおかげで、ポルトガルは大規模な都市の建築に乗り出したのです。

そして、ロココの時代を迎えると海外にも、アズレージョを輸出するようになります。

今日はここまで。face02


  


Posted by massan&junjun at 15:07Comments(0)

2009年05月15日

アズレージョ(三回目)

まっさんです。

16世紀の中頃、日本では、江戸時代の初期にあたるのかなー。後で調べておきます。

イタリアでは、ルネッサンスの華が咲き誇ろうとしている頃です。

彼らルネッサンスの芸術家たちはマジョリカ技法を発明しました。

これは、人物や動物、歴史上の出来事、神話、宗教的儀式の風刺を、型に囚われない自由な発想で描くことです。

床面だけでなく、壁画などにも描き始めます。

しかし、ポルトガルの栄光は急速に衰退の一途を迎え、やがてスペインに併合されてしまうのです。

この結果、画風は質素なものへと変化していくのでした。

デザインの構成は、イスラムからの幾何学模様や、草花が中心となりました。

「カーペットスタイル」とも呼ばれます。

また、平面に明暗を付けて描いて、立体感を持たせる手法も導入されています。

やがて17世紀になって、再び独立を達成したのです。

この社会の変化に伴って、画風が明るいスタイルへと変化していきました。

特に、伝統的な青とは別に、黄色、紫、緑などの色が加わっています。

今日はここまで。face03

  


Posted by massan&junjun at 22:58Comments(0)

2009年05月14日

アズレージョ(二話目)

まっさんです。

15世紀といえば、時代はルネッサンスにあたりますでしょうか。

芸術や建築の様式がローマ帝国の様式を見直すという時代に当たります。

このころ、ポルトガルにもスペインを通してタイルが輸入され始めました。

その頃のポルトガルの王の名前はマヌエル1世といいます。

彼は、隣のスペインに旅行した際にタイルを用いた多彩色の装飾に魅せられました。

そこで、帰国後、離宮をタイルで飾ることを計画しました。

やがて16世紀に入ると、イスラムの世界から「ムデハル技法」が伝わってきました。

この特徴は幾何学模様です。

主な装飾対象は、寺院、宮殿などでした。

ここにきて、煉瓦をつかった「朱色」から「多彩色」のセラミックタイルへと切り替わっていくのでした。

今日はここまで。face16

  


Posted by massan&junjun at 21:41Comments(0)

2009年05月13日

アズレージョ

まっさんです。


今日はタイルについてです。

古代ローマ帝国ではモザイクタイルで床面を敷き詰めるといった例が多くみられます。

シチリアなどに行くと、皇帝の別荘跡等に、すばらしい施工例が多く見られます。

今回は、ヨーロッパ、特にポルトガルで有名なアズレージョについてレポートします。

八世紀前半から、イベリア半島にあるポルトガルとスペインは、イスラムの影響を多く受けるようになりました。

結局、イスラムの支配は15世紀まで続くのです。

この長い期間に渡ってイスラムに伝わるタイルの技術がスペインに伝わります。

13~14世紀にスペインのアンダルシア地方にタイルで家を飾る習慣が始まりました。

このタイルは多彩色であったといわれています。

一方、北アフリカでは、釉薬をかけて焼成したセラミックのモザイクが多く作られていました。

アズレージョはそのモザイクが発展したものです。

今日はここまで。face02



  


Posted by massan&junjun at 22:29Comments(0)

2009年05月12日

今日は暑かった

まっさんです。

5月になってから一番暑い日だったと思います。

こういう日は、家の窓を開けて風通しをよくするのが良いといわれますね。

最近の新築住宅は高気密、高断熱を謳ったものが目立ちますが、こういった思想の建物は、省エネルギー性能は優秀なのは確かですが、換気は機械換気に頼ることになりますね。

特に、最近ではペアガラスの中に、バーチカルウインドを装備したものや、ペアガラスを複層にして、幅木部分から空気の還流を利用して換気を図るシステムが開発されてきています。

ICの立場からは、大いにこういったシステムの優秀性を擁護する立場にいる訳ですが、もともと、昔からの木造軸組み工法の家が好きなものですから、出来れば両者の長所を取り入れた提案を行いたいものです。

私が、昔の木造住宅で好きなのは、白川郷にある合掌造りの家です。

なんともダイナミックな建て方ですよね。icon22

下の写真が合掌造りです。

  


Posted by massan&junjun at 21:58Comments(0)