2009年08月08日
照明コンサルタント
まっさんです。
ここのところ、暑い日が続きますが、皆さんはお元気に夏休みをお過ごしで
しょうか。
関東地方も本格的な日差しと湿気で、夏本番といったところです。
今日は、私が現在勉強している「照明コンサルタント」のレポートをしてみ
たいと思います。
この資格は、照明学会が主催しており、通信講座を受講して課題を提出すれ
ば、スクーリングを受講すれば、資格が与えられます。
では、照明について、いったいどのような事がわかるようになるのでしょう
か。意外と簡単なようで難しいのです。
1、 照明とは、光環境を構築します。一定の明るさを確保することによって、
居室の中で作業を行う事が可能になります。そして、居室の明るさの尺
度となるのが、「照度」(ルクス)です。JISの照度基準(JIS Z 9110-1979)
によれば、建物別、部屋別、用途別に照度の目安が示されています。
それによると、居室の全般照明、これは居間におけるシーリングライト
が該当しますが、30から100ルクス程度とされています.
勉強部屋や書斎用にはタスク・アンビエント照明として蛍光灯ランプを
使って500から1000ルクスを確保します。
また、台所や調理台、洗面台には200から500ルクスが推奨されていま
す。
人の顔を見る場合やオフィスにおけるVDT画面には、鉛直面照度
(光源の直下における水平面照度に近い)100から500ルクスが推奨さ
れています。
2、 均斉度:JISの照度基準では、全般照明の照度と局部照明の照度に対す
る割合は1/10以上が望ましいとされています。これは、全般照明で居室
内をほんわかと照らし、必要とする場所には十分な光量を確保せよとい
っているのです。
しかし、この差もあまりかけ離れすぎていてもいけません。
ちょっと難しい言い方ですが、「非作業域の平均照度と作業域の平均照度」
との比は、1/3以上、同一作業面上の最低照度と最高照度の比は1/1.5以
上が推奨されています。
だいたい、タスク・アンビエント照明に使われる光源は、最近では電球
型蛍光灯が増えてきていますし、演色性も白熱灯に近い製品がでていま
す。全般照明との組み合わせにもいろいろな組み合わせを楽しんでいた
だきたいと思います。
3、 グレア:視野にはいる不快なまぶしさを不快グレアといいます。
光源の輝度が強すぎる場合で、視野に入る場合を直射グレアといいます。
また、机上においた本に光が反射して見えづらくなる場合を反射グレア
といいます。
グレアを防止するには、光源を遮光材料で覆う必要があります。
下の写真は、タスク・アンビエント照明の例です。
今日はここまで。

Posted by massan&junjun at 17:48│Comments(0)