2015年09月26日
コルシア書店の仲間たち
じゅんじゅんです
コルシア書店の仲間たち から気になる一説を抜き書きする
宿題は終わりました 一応
仲間たち には大きく分けて 三種類の人間がいますね
インテリ と パトロネス と居候もどきなひとびと
どの話もすきなのですけど どれか一つと言われると
あまり悲しくない パトロネスの話だなあ と思いながら全部を
読んでみたのですが
気になる一説は 以外にすんなり頭に残りました
残りましたが また敦子から浮気しなきゃならないなあ
彼女が立派な図書室のモロッコ革の本を見て思い出した
伯爵の長男で 弟妹がいて 体が弱く(頸椎と弱視?) それに
38歳か9歳で死んでしまう死因が喘息
おまけに今年の日本のイタリア映画祭で生涯を描いた作品が
上映された ある詩人 について ネットサーフィンしてしまいましたよ
8500円の彼の詩集(日本語に訳された)を買うか
映画のブルーレイが先か 迷うところですね
ところで世界文学全集 なんてものを家にそろえると その家の子は
理系に行く 少なくとも本好きに育たない なんて言われますが
まったく無駄でもないですよ
たぶん 理学博士になった従弟は読んでないと思うが 中一の冬
叔母夫婦がそろえていた日本文学全集 わたくし ほとんど目を
通させていただきました
中でも源氏物語の若紫の巻 有名な処女喪失のくだりとか
谷崎潤一郎の少将滋幹の母 そして春琴抄 ですね
印象に残っています
しかし家に父親の膨大な蔵書があって なお作家・詩人になった
レオパルディは 父が伯爵=敦子曰く田舎貴族 であったこと
病弱であったこと 父親の英才教育に耐えられる脳みその持ち主
だったこと と」条件が三拍子そろっていた
病弱だけ同じ条件でもなあ
コルシア書店仲間たち の 夜の会話 の中の本の一説に
現れる彼の名を 虞美人草 や 春の雪 で聞き覚えのあるかた
いい記憶力ですね
私は流して読んでしまったなあ
ストーリーしか読んでなかった と 反省
夜の会話の中で度々言及されるヴィスコンティだが 彼も
熊座の淡き星影 という映画の題名をレオパルディの「追憶」
から引用しているそうだ
熊座の淡き星影 見てナイス 読んでナイス お呼びでない?
お呼びでないね という感じだが
あの ルキノ・ヴィスコンティを あの遠縁の坊やは 子供のころは
かわいかったのに 彼の作るものはなんだかうざったくて みたいな
ひとことでかたづけちゃうパトロネス すごいぞ
だいたい 魔の山VSトニオ・グレーゲルですぜ 夕食後の会話が
男どもがビリアルド?(ビリヤードのイタリア系ね)に行ったあと
敦子と夫だけを 極上の図書室に案内するパトロネス
オーク材の中二階のある立派な本棚にギッシリ収められたおソロの
色のモロッコ革の本 をみて 思い出すのが かの詩人
まさに どんぴしゃり!
敦子 参りました
Posted by massan&junjun at 01:46│Comments(0)