2015年08月14日
50を過ぎて須賀敦子を読む
じゅんじゅんです
まっさんが嘱託一年で仕事を辞め まだ役所関係まわりがあって
外出もしますが ほとんど二人でべったり 一日三食一緒なので
どこへ緊急避難するかと考えていたところに カルチャースクールで
須賀敦子を読む全5回クラスが
夏季限定入会金絶賛割引中 これだ!
料金は講師の先生がいみじくも口にしてたように一回三千円
一時間半の授業ですが 評論家の解説する授業っていいですね
もともと私は 友人がダイジェストしてくれた暁の寺があまりに面白そ
うで 豊饒の海四部作に手を出してしまい 一浪目の秋を金閣寺や
美徳のよろめきなんかで 棒に振った過去がある~
世の中には ダイジェストで あらすじでなく 作品の本質をポンと
提示し もしかすると本文より面白く作品を語れる人がいるものだ
今回の講師の先生は 私の人生で出会った二人目のそういう人
そもそも 須賀敦子のベネチアものとか 本屋で手に取ったのは
一度や二度ではない
でもちょいと読んで 買うのをやめた
面白くなかったからだが つまり理解できてなかったのだ
彼女はミラノで翻訳家になり ベネチアで作家になった と
だから私は 作家になれないんだよなあ
火花も ちょいと読んだが 買うのはやめてしまった
林真理子は 面白い場面が続くので 面白くない場面も書いたほうが
いいと いいと言っていたが 寂聴さんは 自分にもそんなことはでき
ない プロみたいなこと と言っていた
林真理子はプロの作家だと思う
柳原白蓮にしても下田歌子にしても 着眼点といい捉え方といい
素晴らしい 文章もうまい しかし面白くないところが必ずある
私はむしろそこで飽きる
林真理子は200冊も書いているらしいが 烈 を書いた作家に
(すいません 54なんで 名前が出てこない)に たくさん書きすぎだ
と 怒られたらしい
Posted by massan&junjun at 23:21│Comments(0)