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2010年03月28日

機械織り(絨毯)について


まっさんです。

 先回まで手織りの絨毯について述べてきましたので、本日は機械織りにつ

いてみていきたいと思います。

 機械織りは、18世紀の中ごろにイギリスのウィルトン市で造られたのが

最初です。

 ジャガード(紋紙)を使用した自動柄だし装置により2~5色のパイル糸によ

って柄カーペットが造られるようになったのです。

 原理は、長い鋼鉄製のワイヤーを1本ずつ挿入してパイルとなる糸を巻き

つけ、ワイヤーを引きぬく事によって巻きつけパイルが出来あがるというす

んぽうです。

 また、ワイヤーの先端にナイフを取付、ワイアーを引き抜く時に巻きつけ

パイルが切り取られて、カットパイルが出来あがります。

 では、シングルウィルトン織の特徴をまとめてみましょう。

 1、1本1本パイルを織るため弾力性があり、踏み心地がよい。

 2、通気性があるので、耐久性がある。

 3、ループでもカットでも、複雑なパイル形状のカーペットが作製出来る。


 やがて、1950年代になってダブルフェイス・ウィルトン織が出現します。

 これは、上下2重の地組織の間にパイルをからませ中央を切断して、上下

2枚のカーペットを造る織り方です。

 2重カーペット織り機によって造られます。

この製品の特徴は次の通りです。

 1. 通気性がよく耐久性もある。

 2. 同時に2枚出来るので、シングルよりは量産向きである。

 3.中央で切断するため、文字等の柄は、左右逆になってしまう。

 ついでに、平織・編み物等についてです。

 織り機で造ったパイルのない敷物の事で近年インドにおいて生産されて

います。

 このインド綿、なかなか通気性もよくまた、軽くて折りたためるのです。

かつお手入れが簡単という優れ物です。

 しかし、多少の色落ちや色移りといった短所ももっています。

 また、一つ一つ手織りで造られているため、規格サイズといったものがあ

りません。

 こういった短所もありますが、素朴な質感があり、デザインもアジアを意

識したものになっています。

 一度手作りの味わいを試してみたい方は、是非手に入れて試してみて下さい。


  


Posted by massan&junjun at 08:39Comments(0)