2010年01月02日

結露防止対策

まっさんです。

前回、結露の原因について述べましたが、今回はその防止対策について述べ

たいと思います。

項目別にその対策をたててみます。

まず、第一は、水蒸気を発生させない事です。

特に石油ストーブ等の開放型燃焼型の暖房器具は排気の中に水蒸気が多く含

まれています。

どうしても石油ストーブでないといけない場合は、換気をこまめに行う事が

大事です。

また、壁紙に吸放湿性のあるものを使用すれば壁表面の結露を防止する事が

可能です。

第二は前回も述べましたが、温度の低い場所を造らない事です。

飽和水蒸気量=結露という訳ですから、温度の低い場所を造らない事が重要

です。

特に窓辺の結露を避けるためには特に重要になります。

また、カーテンを厚手のものにすると良いという噂もありますが、これは空

気を滞留させてしまうので、逆効果になる場合があります。

また、窓枠をアルミサッシのような熱伝導率の高い素材を使う場合、外部の

熱が内部に侵入してきて極端に窓が冷やされてしまいます。

この現象が冷橋といいます。この様な場合は、サッシを木製や樹脂製のもの

に変えることによって結露を防止する事が可能になります。

第三は、空気の滞留を防ぐ事です。

室内に対流があれば、暖かい空気と冷たい空気が熱交換していき、結露しに

くくなります。

十分な換気も重要ですよね。

よく壁に密着した家具の裏側は空気が滞留しやすいため、結露しやすくなっ

ています。

壁と少し離す事も必要です。

押し入れも換気が不十分な場所です。

床下部分や外壁に面した部分は特に結露が発生しやすくなっています。

すのこを入れたり換気をしたりして下さい。

おまけですが、今までが表面結露に関してでしたが、壁の内側に生じる内部

結露も無視できません。

壁体の室内側に断熱層を設けたり、室外側に断熱材を設ける事が必要です。

断熱材の方法には、外断熱と内断熱があります。

内断熱は壁体内の室内側に断熱材を密着させる工法です。

外断熱は壁体内の室外側に断熱材を密着させる工法です。

外断熱の方が断熱性に優れ、結露防止に有効とされています。

しかし、雨仕舞の施工が難しいなど普及はこれからといえるでしょう。


結露防止対策



Posted by massan&junjun at 10:40│Comments(0)
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