2009年09月22日

紅白まんじゅう


じゅんじゅんです

町内会で敬老会が開かれ、姑がお土産の紅白まんじゅうをくれました。

姑は甘いものが嫌い。ショートケーキの上に乗ってるイチゴがすっぱくて嫌い。

あとトマトや豆腐も嫌いですが。。。とにかく久々の紅白まんじゅう。しかも

お年寄り向きか一口サイズ。

これは美味しいのでは?まっさんとふたり3時のおやつにしようと包みを開け

さて紅白のどちらかが白餡では?まんじゅうの底の厚紙をはがしてみると、

どちらも透けてるのは黒い餡。じゃあ、どっちかが粒あんでは?

ナイフで紅白とも真っ二つにしてみたが。。。どちらもこしあんでした。

紅白まんじゅうってこしあんがスタンダード?

まあひとくちさいずを二人で分けたのでぺろりですが、老夫婦が持ち帰って

どっちも皮の色以外はおんなじまんじゅう4個。もてあまさないかな。

白餡とか鶯あんとか、選べればいいのにねえ。

昔、祖母が持ち帰ってきた紅白まんじゅうは、紅い皮のは決まって白餡だった。

それに大きかった。葬式饅頭の半分くらいの大きさ。今日のは1/6くらいです。

まあお年寄りが増えたからですかねえ。あとメタボとか糖尿とかねえ。

いろいろ配慮した結果が、孫ががっかり(笑)なまんじゅうになると。

葬式饅頭も久しく食べていない。あのでかさ。

森鴎外はあのまんじゅうを4つに割り(葬式饅頭をみたことがないひとだと

なぜ4つに割るかわからないだろう。鴎外の頃は葬式饅頭だけでなく、お祝い

のまんじゅうも大きかったのではないか)ご飯の上にのせて、煎茶をかけて

食べるのが好きだったそうだ。試してみたいと思うが、手に入らない。

ああいうまんじゅうは、頂いたものでなくてはならず、また家人の誰もひとり

じめしたいなんて思わないくらいでっかいことが条件だから。

ところで饅頭の起源をご存知ですか?

チャングムの誓い で、女官試験の時、まんじゅうをつくるという課題が出て、

チェゴサングン(最高尚宮。。。ドラマ上の架空の役職とか)様が起源を問うと、

チャングムが「それは諸葛孔明が。。。」と答えるくだりで、つまり河の氾濫を

沈める人柱の代わりに、ひとの頭に似せてまんじゅうを作った。それで饅頭

と、あたまという字が使われているのだと。

だから饅頭は大きいのが本当なので、葬式饅頭はいわば殉死のかわりにこしら

えるのだろう。

お祝いに饅頭をもたせるのは?なんでも饅頭の中身は本来は肉だったらしい。

しかし中国からその製法を学んできた坊さんたちが仏教の戒律から肉を入れず

に美味しくつくるために、小豆の餡を入れることを思いつき、寺でのもてな

しに使われるようになったそう。

それで敬老会のお土産や結婚式の引き出物に紅白まんじゅうがラインナップ

されていった。紅白まんじゅうはおもてなしの心なんですね。

葬式饅頭もよく来てくれたの慰労の意味だったんですね。

いまではお酒とハンカチとか、カタログとかに化けてますよね。

参列者に塩を持たせる慣習ですが、浄土真宗では基本的に、清めの塩という

ものは使いません。死んだらすぐ仏になりますから、霊が汚らわしいとか

いう発想がありません。だから葬式饅頭を持って帰るのがいや、なんて考え

もありません。でも世の中には、そういう人が多いみたいで、葬式饅頭は

すたれ、清めの塩は小袋に入って会葬御礼につけられています。

敬老会なんて開かなくても同居してるのが敬老そのものだし、清めの塩なん

か撒かなきゃならないほど嫌なひとの葬式になんか出ないことにすればいい。


紅白まんじゅう



Posted by massan&junjun at 10:16│Comments(0)
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