アズレージョ(二話目)
まっさんです。
15世紀といえば、時代はルネッサンスにあたりますでしょうか。
芸術や建築の様式がローマ帝国の様式を見直すという時代に当たります。
このころ、ポルトガルにもスペインを通してタイルが輸入され始めました。
その頃のポルトガルの王の名前はマヌエル1世といいます。
彼は、隣のスペインに旅行した際にタイルを用いた多彩色の装飾に魅せられました。
そこで、帰国後、離宮をタイルで飾ることを計画しました。
やがて16世紀に入ると、イスラムの世界から「ムデハル技法」が伝わってきました。
この特徴は幾何学模様です。
主な装飾対象は、寺院、宮殿などでした。
ここにきて、煉瓦をつかった「朱色」から「多彩色」のセラミックタイルへと切り替わっていくのでした。
今日はここまで。