2010年09月14日

カポディモンテ美術館展

 


じゅんじゅんです



今日が峠 明日からはしのぎやすいと 言われ続けていますが

本日も暑いです 

上野は西洋美術館の企画展「カポディモンテ美術館展」へ

行ってきました

こういう冷房の利いた建物と 電車の中はいいけれど

その間をつなぐ駅のホーム 美術館の前庭 すべて酷暑のままなので

汗が引っ込んだり じくじくとあふれだしたりで 気持ち悪いこと

まだ9/26まで開いているので 急ぐこともない

暑さ寒さも彼岸までと言うし。。。とゆっくり構えていると

見逃すので 休館明けの火曜日 とっとと行ってきた次第

 いつものように窓口でチェック 障害者割引の表示がない

国立でそれはありえない。。。と目を凝らすと

「心身に障害のある方およびその付添いのかた無料」

障害者手帳を見せるとチケットを渡す仕組み

今まで半額とか割引なしとかいろいろ見てきたがさすが国立無料なのね

ただ本日は 付添つきの車いすの人は見ませんでしたよ

障害者用のトイレも一階入り口そばにちやんとあった

しかし 企画展の展示室は地下一階 下りは階段 見終わって出口に

出るときはエスカレーター

それとトイレも企画展に降りていく階段とは別の階段で下りる地下にあって

登ったり降りたり 疲れること

障害者用トイレは一階にあるからいいでしょって 付添の人は?

それに地下の企画展に降りて行くとき「どこから降りたらいいでしょう?」

っていちいち聞くのかい?それじゃなんかチケット売り場でさっと

チケット渡す手際の良さの+ポイントが 一気にマイナスですわよ

この企画展 一般ピープルは1500円なんです

1500円払って トイレで登って降りて 企画展で降りて

常設展も見られるし まあ運動になってよいこと?!

若くて元気な人には高くないでしょう

レストランも併設されているが 平日の昼下がりに満席の上10人待ち

エビアンホルダーも重く感じない人には関係のない話だが

「常設展?いつでも見られるもの今日見て疲れなくたっていいよ」

という体力しか持ち合わせていない私の様な人は東京会館に

駆け込み遅いお昼を食べる羽目になる

グラスシャンパンが1800円 一番安いランチプレートが1800円

あなたはどちらを選びますか?

11時に牛丼+そば のランチを食べてるというのに私はまた

ランチプレートを頼みました 食べ終わると15時 今日は夕飯抜きね

さて 建物の構造と 収容人数の少ないレストランに文句を言ってばかり

では 肝心の企画展の感想と いいところを 評価するのを忘れてしまう

ロッカーがあって 荷物をしまえるのは良かった

ただ平日の昼下がりで7割がた使用中なので 休みの日はどうか

また 後で戻ってきて結局は無料で使えるとはいえ

100円玉を入れないと鍵がかからないロッカー いいかげん

新しい仕組みを 考えてほしい

それから ロッカーにバックを詰め込んで手ぶらで見ようとチケット一枚で

ひらひらと階段を降りて行ったら そこに音声ガイド貸出500円なり

が鎮座してましたicon196

また階段登るのが嫌で ブッチしました

西洋美術館殿 私から500円儲けられたのに 残念でしたね

おや 雨です 巷には雨が降って来ましたよ

本当に明日は 涼しくなるでしょうか 

まっさんは今週は試験なので特別に帰りは新幹線を使い

新横浜まで私が迎えに行きます

ミュージアムショップでまっさんにお土産をと思いましたが

あとで缶が小物入れに使える「アンテア」のキャンディ入り

缶と 美術展では必ず作られるクリアファイル 「アンテア」と

「ナポリ カポディモンテ の建物の絵とロゴ」が表裏になっている

のをひとつ自分用に買いました(あと大人気で追加発注したばかりという

チケット入れファイルも)face03つまり まっさんには

中身のキャンディだけ ははは。。。

「アンテア」の肖像は6月あたりからさかんに四大新聞でカラー印刷

されて 配られていますから 見たら あ この女の子か

と思うでしょう

そう 若い女性なんです

「貴族か高級娼婦か」「娼婦か花嫁か」と論争があるそうです

刑事コロンボの一挿話に「ルネッサンスはそれほど明るくないんですね」

というコロンボのセリフがある

そう アンテアの衣装も趣味が良くて一見地味 でもめちゃめちゃお金

かかってそう レースだし金糸だし ルビーだし真珠だし

一人で着れそうな衣装かしら?

彼女 若そうだけど つめたそうな肌なの

おっぱいの位置はかなり高いから若いでしょう20代?

ただ首の感じが 若々しくないの たるんではいないけど

バラ色でもなく 華奢な感じでもない ただ暗く青白いの

目は意志的だけど 指に力無さを感じる 媚なのか無気力なのか。。。

体を不自然にひねって 片胸だけを見せている

貴族の娘の見合い肖像?それとも高級娼婦の宣伝肖像?

コルセット文化の前なんでしょう 豊かな腰を思わせる

服のラインから 突然こぼれだす まあるい胸と細い指

金田一さん 事件です!

なにやら 不穏な空気を醸し出している絵である

思っていたより小さめの絵で しかもそれほど華やかでもない

それでもこの絵が美術館の看板娘になれたのは。。。

もしかして服を着ているから?

体のひねらせ方と言い アシメトリーに露出させた胸と指といい

「アンテア」の魅力を引き出すと同時に いや それ以上に

画家の「私はどんな隠れた魅力も引き出して見せますよ しかも上品に」

という襟持を感じさせる気がする

迫ってくるような迫力があるかと思ったが 静かにそこにある

そんな感じのする絵でした




カポディモンテ美術館展



日本人受けしそうな絵を持ってきますね カタログの表紙にまで

ところがイタリア版のカタログはこちら

カポディモンテ美術館展


小さくてごめんなさい

絵の題名は「ヴィーナスとマルス」

こちらのビーナスの肌の色は エロス そのもの

まさにたべごろのピーチ肌 膝と指先とほほがバラ色で

胸もお腹もふとももも 愛しそうな明るい白さ 乳白色って

いうんでしょうか?「ミルクに紅薔薇を浮かべたような」

とはまさにこんな肌?!

この絵のエロス そして連作の 眠るヴィーナスとサテュロスの絵が

欲しかったけど 絵はがきにも クリアファイルにも

ラインナップされていませんでした

だめだぜえ国立う~ お嬢さん方の好みを知らないな~

私なら眠るヴィーナスとサテュロスの絵を寝室に飾るな

中学生の二人のお嬢さんたちが 「きれいね」と言ってたのは

この連作と あと乳房を切り取られる寸前の「聖アガタ」

まだまだ日本も捨てたもんじゃありやせん


Posted by massan&junjun at 18:12│Comments(0)
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