2010年09月08日

順応

まっさんです。

 いよいよ来週から専門学校の期末試験が始まります。

 実技である製図、パースを除く全8科目に渡って行われます。

 この試験、建築士の試験よりも難しいのです。

 それも実に試験内容が複雑で、良く読まないで解答しようものなら、後で

低点数で泣くことになる訳です。

 今週は、しっかりと試験範囲の勉強をしておこうと思います。

 さて、今日は、視覚についての2回目です。

 よく映画館の中に入る時、いきなり真っ暗で一寸先も見えないといった状

況にあった方も多いと思います。

 しかし10分間もすれば、次第に周りの状況が見えるようになってきます。

 これは虹彩が広がって目に入る光が増えてくるからです。

 しかしこれだけでは足りないと脳が判断した場合、網膜の感光度を高い方

に切り替えます。

 逆に映画館から外に出た場合は網膜の感光度を低い方に切り替えます。

 このように目が環境に順応していく過程を順応作用といっています。

 私も普段車の運転をするのですが、トンネルに入った時、一時的に目の前

が見えなくなる時があります。

 特に、都心から離れたところを運転していて、突然トンネルがあった場合

に良く感じられます。

 こういう場合は、トンネルの入り口部に照明を配して目が明るさの変化に

対して調整出来るようにしておく必要があるわけです。

 映画館で上映前に除々に暗くしていくのも、建物の1階部分の照明が特に

明るいのも、客の目に不快感を与えないための手段であるといえるでしょ

う。

 もう少し見え方について詳しくみていきましょう。

 人間が見ることが出来る光の波長は380ナノメートルから780ナノメートルといわれて

います。

 短い波長部分(380ナノメートル)が赤紫、長い波長部分(780ナノメートル)が赤色に

見えます。

 特に555ナノメートル付近の黄緑色部分は明るく感じ、両橋の波長部分は暗く感

じられます。

 人は明るい所では同じ明るさに見える赤と青色が暗い所で見ると青が赤よ

り明るく見える場合があります。

 この現象がプルキンエ現象です。

 この現象は、照明計画にも応用されています。


順応



Posted by massan&junjun at 14:14│Comments(0)
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