2010年08月04日

照明コンサルタントとは


 まっさんです。

 さて、照明コンサルタントとは一体何をする資格なのでしょうか。

 あまり馴染みがない資格ですが、建築の世界では一定の評価が与えられて

いる資格です。

 最近、マンションリフォームマネージャーとか、いろいろな資格が出来て

いますが、一見すごい資格だなと思っても、実は建築士の資格があれば、

 別に余分に資格を取得しなければならないという訳ではないという事が儘

あります。

 では、こういった各種資格の中で、照明コンサルタントとは一体どのよう

な事をするのかを、これから紹介していきたいと思います。

 この資格は、社団法人照明学会が主宰している資格です。

 第一回目の資格講座は昭和55年に開催されました。

 西暦に直すと1980年になりますからかれこれ30年近くになります。

 申し遅れましたが、私は30期生となる訳です。

 30年の間に照明コンサルタントに登録された人数は、約4万人に達して

います。結構、すごい人数ですね。

 では、照明とはどのような役割と機能があるのか、実例を挙げて紹介して

いきたいと思います。

 最初に照明器具についてです。

 もともと照明器具が最初に使われたのは、ギリシャ・ローマ時代以前にな

ると思いますが、電気を使った照明器具が登場するのは、19世紀後半か

らになります。

 豪華な照明器具の代表がシャンデリア、そして壁に取り付けるブラケット、

 これらの配置、例えば居間の平面図の中で、そのシャンデリアをどこに配

置すればよいか、ブラケットとの関連はどうするのか、また、シャンデリ

アと天井との距離をどの位はなすのか。

 こういった様々な疑問に答えていくのが、照明コンサルタントの仕事です。

 例えば、シャンデリアと天井の高さが仮に近い場合、天井面の反射光が強

く、家具や絵画があればその存在感を表現出来なくなってしまいます。

 では、もう少し天井との距離を離した場合はどうでしょうか。

 全体の雰囲気が掴めてきて、部屋全体の印象が良くなっています。

 更に天井との距離をとるとどうなるでしょうか。

 だいたい800mm位を想定してみて下さい。

 そうすると天井部分が暗くなって、下部にある家具が強調されてしまいま

す。

 居間という環境では、ちょっと問題かもしれません。

 照明コンサルタントとは、こういった照明器具の備え付けに当たって、そ

の部屋のコンセプトを最適に引きだせるプロといえるのではないでしょう

か。

 自慢でした。あしからず。



照明コンサルタントとは



Posted by massan&junjun at 20:05│Comments(0)
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