2010年06月05日
外装タイルの施工方法(2)
まっさんです。
ようやく梅雨の季節が近づいてきたような天気ですね。
こういう時こそ一生懸命勉強、スポーツ他何か楽しい事をやりましょう。
ちなみに、私は来週の建築科の中間試験に向けて、勉強に専念する予定
です。
また、近いうちに、学校の様子などもご報告してみたいと思います。
では、本日は「PC板先付け工法」についてです。
PCとは、プレキャストコンクリートの略です。
この工法は主に鉄骨造りと高層建築物に採用される工法です。
PC板製造工場において型枠ベット面にタイルまたはタイルユニットを
敷き並べて固定しコンクリートを打設します。
つまりコンクリートとタイルがセットとなっているわけです。
ハーフPCと呼ばれる鉄筋コンクリート造りの外型枠兼用の薄いPCや
GRC(ガラス繊維補強コンクリート)パネルにも同じ工法を採用する事
が可能です。
タイルの設置方法やタイルとPC板との接合方法によりいくつかの方法
があります。
外装壁モザイクタイルの張り方はタイルシート法によります。
外装壁タイルの場合は、タイルシート法とタイル単体法の2種類の張り
方があります。
大型タイルの場合はタイル単体法の他に大型タイル絶縁工法がありま
す。
タイルシート法は、複数のタイルを合成樹脂シート等で連結し、目地部
分に発泡樹脂等の仮目地材を設置したタイルユニットを型枠ベッド面
に粘着テープ等で固定し、配筋した後、コンクリート打設を行います。
適用されるタイルは50㎜角から二丁掛け程度の大きさとなります。
タイル単体法は、小口平以上の大きさのタイルに使われる工法です。
小さめのタイルには、効率が悪いため現在は使われていません。
この工法はタイルを1枚ずつ型枠ベッド面に発泡樹脂等の仮目地材を
挟み込みながら並べて固定し、配筋した後コンクリート打設を行います。
そして、大型タイル絶縁工法です。タイル裏面に絶縁層を設けます。
そして、タイルの裏にPC板と固定が出来る金物を取りつけます。
このタイルを型枠ベッド面に並べてコンクリートの打設を行います。
目地部には、仮目地材を入れておき、PC板を脱型後にシーリング剤を
充填します。
アガトス、ハイテクテラコッタ等の大型タイルに適用します。
Posted by massan&junjun at 09:02│Comments(0)