2010年02月03日

恵方巻き


じゅんじゅんです

こどものころの節分の行事と言えば、「豆まき」でした。

「鬼は~そと!福は~うち!」と叫んで、豆をまくのです。

鬼は外で窓から撒き散らし、福は内で座敷に豆をばらまく。

座敷にばらまいた豆は、あとで年の数だけ食べるんでしたね。

「恵方巻き」なんてものを食べた記憶が無いし、歩いて5分のと

ころにある商店街でも、そんなものは売っていませんでしたよ。

近年は、京樽からヨーカドーまで、広告を打って、「恵方巻き」の

大宣伝です。

そもそも巻き寿司なんて、自宅で作るものでしたよね。

まあかんぴょう巻きとふと巻き、いなりすしなどは、商店街の

和菓子やにも売っていましたが。おもたせで昼食代わりに食べる

とか、祖母などは歌舞伎座に行く時、中食がわりに買って持って

いったりしていました。

お祭りとか、お友達の誕生会などの昼食にも食べたりしていまし

たね。

夕食にたべる という習慣はなかったです。

でも今日、買ってきました。海鮮巻きを一本とアナゴ巻きを一本。

本来の「恵方巻き」には7つの具が入るとか?昔ながらのかんぴ

ょう、しいたけ、たまご、かにかまなどが本当で、近頃流行りの

海鮮巻きや肉まきは本来邪道なんでしょうね。

家族が揃う夕食に食べるのに、どんどん「ごちそう化」して行っ

たんでしょうか。

邪道といえば、恵方巻きの食べ方ですが、一説に寄ると、その年

の吉方位(今年は西南西とか)を向いて、無言でかぶりつくのだ

というのです。

でも、売ってる海鮮恵方巻き、太くて長くてあごが外れますよ。

やっぱり普通のふと巻きみたいに、切って食べる方がお行儀がい

いんじゃないでしょうか?

かぶりつけ!はともかく、「無言で」というのが、いかにも船場発

生説のある食べ物と言う感じ。

ただ、そもそも「お食事中はおしゃべりしない」って、昔の躾は

そうじゃなかったですか?

おしゃべりどころか、食事中にテレビを見る、ということも、

「お行儀が悪い」ということで、テーブル(ちゃぶ台)をかこん

で、無言で食べていた記憶がありますよ。

未だにそういう食事風景のおうちもあるんじゃないですかね。

思うに、恵方巻きというのは、海苔で包んでありますから、食べ

終わるまで、口を開かないというのは、マナーだったんだと思い

ます。

けして「願いをかなえるため」に無言で食べつくすのが主眼じゃ

ないでしょう。

というわけで、飽きないようにふた味買ってきました。

ひとくちづつに切って、行儀よく食べるつもりです。

それにしても、コンビニエントなものが流行りますよね。

主婦としては、これで一晩、夕飯の支度を手抜きで来てラッキー

と言う感じ。

販促したい企業と主婦のニーズがばっちり合った成功例なんでし

ょうね。



恵方巻き



Posted by massan&junjun at 18:28│Comments(0)
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