2009年09月12日
椅子の選び方2
まっさんです。
今日は、前回に引き続き椅子の選び方についてです。
前回は、椅子の座面高さは、身長の四分の一弱と覚えておいた方がよいとい
いましたが、実はその椅子が背もたれつきという条件がつきます。
背もたれがないスツール等の椅子はもう少し座面高さが高い方が、楽な座り
方が可能になります。
では、背もたれ付きの椅子の選び方はどうすればいいのでしょうか。
傾斜の浅い作業用の椅子の場合、背もたれ点を支える事が大事で、リラック
スチェアのように傾斜が強くなると、背もたれ点と胸椎の下部、頭部の3点
が支えられるようにするのが良いとされています。
座面の奥行きは背もたれに腰が密着した時に、座面の先端が膝に当たらない
程度が良いとされています。
これは、血行が悪くなるせいです。
座面の硬さは、坐骨結節点にやさしく、大腿部が楽になるくらいの硬さが良
いでしょう。
作業用の椅子や勉強用の椅子は、平らで少し固い位の方が長時間の使用の場
合、楽に勉強できます。
肘掛けは、座位基準点から24~25㎝程度の高さが良いとされています。
また、両側の肘掛けの間隔は、42~44㎝程度です。
椅子には、以上の選び方がありますが、製作する側の基準というものがあり
ます。
これをプロトタイプといいます。
5種類があり、1種目が作業用、2種目が軽作業用椅子、3種目が軽休息用
椅子、4種目が休息椅子、5種目がまくら付休息椅子です。
それぞれの種類ごとに、座位基準点の位置、背もたれの位置、座面の後傾角
度、座面と背もたれの角度が異なっています。
休息性が高くなるほど座面が低くなり、また後傾角度が大きくなってきます。
また、座面と背もたれの角度も大きくなり、支持面の面積も大きくなります。
今日はここまで。
Posted by massan&junjun at 22:26│Comments(0)