2009年08月22日
4つの姿勢と人の作業域について
まっさんです。
今日は、インテリアを提案する上で知っておかなければならない人の行動特
性についてレポートします。
戦後、日本人の体形は、身長が伸びてすらっとした人が多くなってきていま
す。
しかし、最近、小学生の足の伸びが止まり、座高が高くなっているといわれ
ています。
私なんか、身長が170㎝で座高が90㎝以上ありますから、そんなに誇れま
せんね。
この人間の体の特性はインテリアを選ぶ際の基準となります。
当然ですが、椅子を選ぶときは、座る姿勢や座高の高さ、背にかかる体重等
の指標が重要になってくるからです。
ここで、人間の姿勢について考えてみましょう。
まず、姿勢には次のようなものがあります。
1. 立位:直立や背伸び、中腰や前かがみなどの姿勢です。
2. 椅座位:壁に寄り掛かったりスツールに腰かけたり椅子に寄り掛かって
休息をとるなどの姿勢です。
3. 平座位:しゃがんだり、四つん這いになったり正座したり胡坐をかいた
りする姿勢です。
4. 臥位:仰向けやうつ伏せの姿勢です。
上の姿勢は静的な人体寸法といわれています。これとともに動的な人体寸法
があります。
人間が活動する場所、事務所であったり店舗であったりしますが、その場所
で動かすことができる空間を作業域といっています。
作業域には次の3つがあります。
1. 水平作業域:主に作業する場所で手の動く範囲をいい、肘を曲げて楽に
動かせる範囲である通常作業域とぐっと手を伸ばして届く範囲である最
大作業域があり、それぞれ40㎝と50㎝になっています。キッチンの作
業台の奥行きなどは、この寸法を基準に設計されているのです。
2. 垂直作業域:手が上下に動く範囲です。
3. 立体作業域:水平作業域と垂直作業域を組み合わせた範囲です。
良く使われる指標は、水平作業域です。
今日はここまで。
Posted by massan&junjun at 17:56│Comments(0)