2009年07月30日

あの頃に帰りたい


じゅんじゅんです

総勢500キログラムの減量大作戦という番組を先日見ていたら、サブ司会の芸人

さんが「帰りたいあの頃がある方たちなんですね。ず~っとでぶだったわけ

じゃなく。。。」とつぶやいていた。

気になった点は三つあった。

1、 なぜ総勢500キロ減量なのだ?190キロの彼女一人で十分ではないのか?

2、 腰やひざに負担がかからなくなるまで、食事療法は鉄則だろうにいきなり

歩かせたり自転車に乗せたり半分見世物にしていたこと。本人が気に入っ

たという水中歩行も、過去に小錦も取り入れていた減量方法だが、水中で

効いていた浮力の分、水から上がる時の重力や上がった後のからだのだる

さも半端じゃないことは私も経験があるから知っている。

3、 本人の意思は大事だが、目標のあの日が17歳の時の56キロ

なのだ。ありえませんから。

目標というものは、実現可能な範囲にまず定めるべきで、190キロもあるな

ら、百歩譲って今年中に100を切るくらいが限度だろう。160キロになった

といって出演していたが、この30キロは脂肪が減ったわけではないのだ。

人間、20の時の体重を維持するのがベストと言われている。

それにぷらまい30パーセントは許容範囲だ。56キロというのは彼女の一番

軽かった体重であって、17歳という年齢時の体重を目標にするのは間違っ

ているばかりでなく、人間若くはなれないという当たり前の真理さえ肝に銘

じられないという危険を冒す。

それをテレビという文明の痴機を使って助長しているとしか思えない。56キ

ロの30パーセント増しは72.8キロだ。普通の中年女性として、それくらい

の増量は十分許容範囲だろう。

私が出演していたMなら、それくらいのことは絶対に発言する。自分はすで

に彼女の半分以下の体重であるのに「一緒に減量がんばりましょう」なんて

言ってる彼女は信用できない。

死にかけたもうひとりのMやイタリア留学と美食で太ったというMを慰める

ための番組ではないのだ。

失われた時は戻ってこない。そして減量に費やす年月も戻ってこないのだ。

それを認めたくないからひとは引きこもるのだ。せっかく人前に出てきた彼

女に、なぜ間違った目標を追わせるのだ。

彼女にアドヴァイスできるのは胃の手術をして減量した小錦だけだ。

あの頃に帰りたい



Posted by massan&junjun at 22:44│Comments(0)
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