2009年07月12日

柱割と畳割

まっさんです。

今日は、インテリア計画をするときに重要な役割を果たす柱割と畳割につい

てレポートします。畳割は、江戸時代の京都を中心に考えられたものです。

柱の内法(うちのり)から内法までの寸法を建物の建て方の基準にするもの

です。ですから、建築士でなくとも、誰でも間取りの計画する際に楽でしょ

う。これに対し、柱割は、柱の芯から芯までの寸法を基準にします。施工す

る際はこの方が建築手順が分かりやすい長所がありますが、誰もが分かりや

すいというわけではありません。現在の住宅は、柱割の設計が主流になって

います。余談ですが、畳の敷き方にも、祝儀敷きと不祝儀敷という敷き方が

あります。祝儀敷きは一般的に並べられる畳の敷き方で、祝いことがあった

ときにこの敷き方をしました。このときも、出入り口の畳の向きに注意しま

す。昔は畳の角が交わって十字になることを忌み嫌いこのような敷き方にな

ったともいわれています。この敷き方が不祝儀敷です。

なお、ついでに家具の紹介もしておきます。江戸時代、家具職人や調度の職

人が多く住んでいました。大部分の家具は、組み立て家具で、継ぎ手(部材

を繋ぎ合せる)や仕口(木材同士を角度を持たせて接合する際に施される切

削加工の事)を工夫して組み立てられました。指物(さしもの)とも呼ばれ

ます。一方、京都では、高級な漆塗りの塗物家具が作られたのでした。

下の写真は、左が祝儀敷で右が不祝儀敷です。face01


今日はここまで。


柱割と畳割



Posted by massan&junjun at 11:40│Comments(0)
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