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2010年04月22日

主夫に徹して支えないといけない制度って。。。




妻が宇宙飛行士じゃなくっても、夫が主夫をして子供を育ててる

家庭は、この21世紀、少なくは無い。

現にわが弟も、「主夫に徹する」潔さは無いが、俳優という名の

不自由業の身として、妻が研修期間ともなれば仕事も入れず、自

分の病院の予約も吹き飛ばして、子供の面倒を見ている。

保育園の送り迎えですんでいればいいが、この幼児という生き物

成人の4倍だかウイルスに感染しやすいとこもってきて、口は満

足にきけないわ、うがいは器用にできないわ、手洗いをすれば

ほとんどの部分は洗い残してそうだし、年がら年中、発熱、せき、

下痢、おう吐のいづれかの症状を突発的にあらわす。

で、小児科に連れて行くと「。。。風邪ですね。」薬を処方されて

帰ってくるが、小児科では感染した親の方には処方してくれない

ので配偶者が帰ってきたら交代してもらって救急外来か夜間診療

費用が高いので我慢できれば翌日医者に行くんである。

奥さんが仕事で外国にいたら、この交代が効かないから、感染し

ないように自分の子供の世話をするにもマスクと手袋をするのか

もしれない。

私が祖母の介護をしてた20年前には、介護する側の衛生より

介護される側の気持優先ということで、看護師でもないのに「そ

んな大げさな、年寄りがバイ菌だ見たいな、装備」は許されなか

ったが、今はしてもいいだろう。育児の時もしかり。

理屈から言うと親は子供の4倍ウイルスには強いのだが、子供が

下痢やおう吐で苦しんでるわ、洗濯ものはたまるはかわかないわ、

という状況の中で、栄養たっぷりな食事を一日3回きっちり食べ

られる豪のもの(きもちは豪胆、準備は万端)はほとんどいない

でしょう。少子化でみんなほとんどはじめての経験のはずだ。

病んでる子供のほかに兄弟がいたら、その子にも伝染するし、下

手すると親子数人討ち死に状態で川の字に寝込む事態になりかね

ない。

そもそも病気だと、保育園から帰される、という制度が、ふざけ

てるとしか思えない。

大人の私が主治医に「熱がどんどん上がって37度台では済まな

くて38度になったら。。。」と質問し、「来てください!」と言わ

れても、うらめしくて先生の顔を見ちゃうくらいなのに。

だって家から片道一時間半かかるし。。。

前もって解熱剤くらいくれといてもいいんではないか?

まあ38度出たらタクシーで行くしかない。

片道数千円だとタクシーの運転手はいう。

そのまま入院になるかもしれない時にケチってはいられない。

赤ん坊は、あんまり入院にならないっていうか、持病がなくても

突発的に高熱が出る。

昔「動物のお医者さん」で漆原教授が言ってた「小さい動物は怖

いよお!すぐ死んじゃうからあ」というセリフが頭の中でリフレ

インしてしまう。

いやあ、私の甥も姪も弱くて、やれ喘息だそれO-157だ

インフルエンザだと、入院やら保育園から強制送還やらを繰り返

していたんである。

体質、叔母似決定ね。私の時は専業主婦の母がいて、たまさか母

が倒れた時は祖母は会社に行っちゃっても近所のおばあさま方が

いて(元従軍看護婦でも専業主婦なんてひとがいたりした!)

泣き声を聞きつけてお風呂にいれてくれたりしたけれど、今は

赤ん坊をお風呂に入れるのは会社帰りの夫の役目らしい。

例の宇宙飛行士の女性の夫が専業主夫だと言うので、ワイドショ

ーがお祭り的にむらがろうとしていたが、ちょっと火がつきかけ

てくすぶってしまった。

本人が手記を書いていて、「あなたは仕事をやめなければよかった

のに」と妻に言われ、壮絶な夫婦喧嘩をしたあげく、自殺未遂ま

でしたと。育児のために仕事を辞めたと言うよりも、自分の両親

がふたりとも、要介護になってしまったために、いろいろ悩んで

仕事を辞めてしまったんだろう。

我が家など、舅ひとりだけでも、まっさんが会社を休まずに転院

させることも出来なかった。転院先の見学には姑を連れて私が

行ったが、実家の母が舅が生きてるうちは私にペーパードライバ

ーコースに行って車の運転を始めることに断固反対していたし、

当時70代の前半だった姑が何でも自分で仕切らなければ気が済

まず、それでいて介護タクシーでも頼んでスマートに転院を終え

てくれることはなく、まっさんの運転とエスコートを必要として

いたので、介護休暇や有給を使って、数度の転院を済ませた。

私が働いていて休みが取れない仕事だったら、もっとどうにか工

夫していただろうか。死ぬまでどこにも預けずに家に居たりし

て?どっちかが仕事を辞めてということになっていたら、離婚し

てたりするかもしれない。

相手の親のために仕事を辞めても、死んだら遺産は夫とその兄弟

が分ける。

うちなど二世帯同居していたから、土地の名義が少しばかり移っ

ただけだったが、義弟は借家をもらっていた。

同居すると介護はしなきゃならないし、遺産は平等に分配しなき

ゃならないし、まったく今考えてもいらつくのに、そのうえ仕事

を辞めてたら(物理的に辞めなきゃ時間のやりくりがつかないし

家庭が維持できないものねえ。役所が調査にきて、適当な施設を

選んで、入所させてくれるわけではないの。病気があると入所し

てても出されて病院に入院しなきゃならないが、病院には二カ月

しかいられないの。でも出てきた施設はそんなにベッドを開けて

待ってないから、また一からやり直しなの)

両親とも要介護状態なんて、わたしのようなへなちょこの場合、

そりゃあ自殺未遂も想定範囲内だわ。

彼が特別弱い人間と言うわけじゃない。

ただ両親ともに介護が必要になるってありがちなことなのに、

例の宇宙飛行士の女性の両親はまだまだ元気そうなように、

そうじゃないひとは「不運ねえ」ですまされちゃうところがある。

今の40代の男性、介護の果ての独身者がとってもおおいらしい。

だから結婚できてるラッキーな男性が育児に頑張るのもわかる。

介護も(自分の親も相手の親も)「嫁さん任せ」な時代ではないの

だ。

ただ、「専業主夫」になって支えなきゃならない育児制度や介護制

度って、これでいいの?

いままで、当たり前みたいに背負いこんでいた女性陣が「一抜け

た」少なくとも「自分の親は自分たち(兄弟で。一人っ子なら

あなたひとりで)で看てよ」と発言するようになった現在、

ますます少子化が進む、介護の果ての独身者問題。

さらにいえば、仕事を辞めた「専業主夫」の子供の成人後の進退。

みんながみんな作家になったり復職したり出来なくなりつつある

と思う。そういうひとたちの年金問題。熟年離婚問題。

だってそうでしょう?家庭の維持のために仕事を辞めた「専業主

夫」だからって、奥さん、一生恩にきて面倒見て行けます?

相手に寄るでしょう。「主夫」をいいことに浮気したり手抜き家事

で遊びほうけているかもしれません。

数が増えれば玉石混合は主婦も主夫も同じことでしょう。

あんまり完璧ながまん強い主婦や主夫ばかりでないほうが、制度

の不備や理不尽は浮き彫りになる。

その点はいいが、まずそれまでに数が膨大に増えると言う過程が

はさみこまれ、いろいろ弊害が出て、さらに問題が増える点は、

困りものであろう。

世の中 区長が半つきの育児休暇を取らなければ、区役所の職員に

一か月以上の育児休暇を取らせることもこともできないのである

うまれてから一カ月なんて 生まれた赤ん坊は寝てるだけだ

まあ 産じょくの床から雨の中に買い物に出なくてすむだけ

妻は助かるかもしれないが。また 里帰り出産で二カ月実家に

いて、三か月目から夫が育児休暇を取るという手もあるのかもしれないが

夫婦で交互に一年づつ育児休暇が取れる世の中が来るのだろうか

介護休暇も夫婦で交互に一年ずつとれれば 特別養護老人ホームの

待機期間2年を乗り切れるかもしれない。



  


Posted by massan&junjun at 19:25Comments(0)