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2010年03月13日

浴室のUDについて考える


まっさんです。

浴室内の事故は大変多くなっています。とくに高齢者にとって温度差があ

るため、湯船で事故が起こってしまうといった例が多くあるようです。

ではどうしたらこういった、浴室内事故を防ぐ事ができるのかを考えてい

きたいと思います。

ポイントを整理していきましょう。

1. シャワーチェアーを利用できる十分な広さを確保して、介護者が介助で

 きるスペースを確保します。 日本ではなかなか十分な奥行きをとること

 が難しいのですが、シャワーチェアに座った場合、1600mm以上確保さ

 れていれば、体を洗ったり髪を洗いやすくなるわけです。なお、シャワ

 ーチェアを使う場合の最低必要な幅は、800mm以上となっています。

2. 出入口の位置と間口の寸法は、最近では折戸か引戸が多くなっています

 が、内開きドアの場合は間口の広さが問題になります。間口800mmは

 確保したいものです。

 これだけの間口が確保されていれば、シャワーチェアが洗い場に直進

 出来ます。また、出入り口には必ず段差をなくすことが重要です。

3. 浴室内は大変滑りやすいのが特徴です。十分に安全に移動するのに、手

 すりは欠かせない装備です。

 洗い場での立ち座り時や浴槽内への出入りに使用します。

4. 浴槽内での事故を無くすためには、体への負担を無くす事が重要です。

 そのためには、グレーチングを設けて、シャワーチェアを浴室内に入れ

 やすくする装備を設けたり、水洗金具を使いやすい高さにしたりカウン

 ター下がオープンになるようにしたり、吐水が手元で出来るようなスイ

 ッチも便利ですね。

 もし仮に段差がある浴室であれば、すのこを下に引いて段差をなくす

 という手もあります。

5. 浴槽への出入りは床高から400~450mmが和洋折衷浴槽の平均です。

 その高さから浴槽の底までの深さは550mm位ですから、浴槽の頂上

 部は跨ぎやすい形状いなっていることが大事です。

 また、浴槽につかる場合、手すりで体をゆっくり支えながら入る方が

 よいでしょう。浴槽内では足が浴槽の壁に届く位で、かつ膝が少し曲が

 る位が丁度良いとされています。大きすぎる浴槽というのも問題ですね。

6. 気温差をなくすため、浴室内の温度を温める。最近、浴室内温風機が後

 付けでも設置できるようになってきました。

 とくに、冬場ではこの温度対策は重要です。また、足元を温めるサー

 モフロアといった商品も出来てきています。

7. 滑りにくいタイルや汚れにくいタイルの選択も重要です。

 最近では木のぬくもりに近い冷たさを感じづらいタイルも出てきてい

 ます。また、ユニットバスの場合は、全体が魔法瓶のような効果がある

 タイプも出来てきているようです。

 更に、シャワーだけで入浴効果があるタイプも出来てきており、スペ

 ースが狭いケースでの利用が考えられます。


  


Posted by massan&junjun at 09:31Comments(0)