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2010年03月04日

ユニバーサルデザインに基づいた水回り設計


まっさんです。

つい数年前に福祉住環境コーディネーター2級の資格を取得しましたが、

ユニバーサルデザインに関する理解度は語句の上で理解しているだけで、

実際にはあまりわかっていないというか、私の父も脳梗塞からくる認知症

で苦しんでいましたから、父を通してその症状、治療を理解したにすぎな

いといった方が正解でしょう。実際、介護の現場は、表面より裏事情は大

変な状況にあるようですが、何とかこれからの高齢者対策について、微力

ながら協力していきたいものです。

先日、某設備メーカーにいって、セミナーを受講してきました。最近、セ

ミナーばかり受講しているなって声も聞こえてきそうですが、何事も経験

が第一。すこしでも、浅くても体験することが重要なのです。

セミナー会場は京橋にあります。比較的便利な立地にあります。セミナー

の名前は標題通りです。どういう内容かというと、1.ユニバーサルデザイ

ン(UD)の考え方、2.取り組み方、3.トイレのケース、4.浴室のケース、5.

車いすや高齢者の感覚を体験するため、重りを体に付け膝がしらを固定す

ることによって、歩くときの不自由を体験する。つまり検証スペースの体

験です。

まず、ユニバーサルデザイン(UD)の考え方ですが、アメリカのノースカロ

ライナ大学のロナルド・メイス氏が1985年に最初に提唱しました。つま

り、UDであるための7つの原則とは、公平性・自由性・単純性・分り易

さ・安全性・省体力・スペースの確保にあるというものです。例えばこれ

らを具現化した商品が既に周りに存在しています。例えばシャンプーの容

器にはギザギザがついています。洗髪している時は目を閉じていますから、

このギザギザでシャンプーの容器が選別できる訳です。また、挟みの取っ

手部分は、昔は親指用と人差し指、中指用のリングがありましたが、当然、

親指用のリングの方が小さい訳です。つまりリングの大きさが同じであれ

ば右手でも左手でも同じに使えますよね。こんなところにUDの事例があ

るのです。恐らく世の中には、もっと多くのものに採用されているのでは

ないかと思います。UDの説明が長くなってしまいましたので、2以降は

別の機会に説明します。ただ、5の検証スペースでの体験をお話しておき

ます。

車椅子に乗ると、まず車輪の脇にリングがあります。これを回すことで前

後左右にコントロールする事が可能になります。最初にストッパーを解除

して、いざ進行。左右の回転差をコントロールすれば、左右に曲がります。

しかし部屋の間口が800mmだとチョットぶつかりそうで怖いものです。

恐る恐る中に入ると便器の横にL字の手すりがあり、掴まって移乗します。

思ったよりも体力を使うものだなと感じました。その後、洗面コーナーの

下部のスペースに車椅子を入れたり、その高さの調節をすることによって、

使いやすい高さについて体験しました。続きは、乞うご期待。


  


Posted by massan&junjun at 21:48Comments(0)