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2010年02月20日

木造建築の構法(3)


まっさんです。

寒くなってきましたね。地球温暖化で暖かい冬を予想していたのですが、逆

に温暖化だから寒いのかもしれませんね。

では今日は木造構法の3回目です。少し専門用語が多いので、退屈になった

ら、読み飛ばしていただいて結構です。

柱には、横にして使うものと、立てて使うもの、そして斜めにして使うもの

があります。

今日は、横にして使うものと斜めにして使うものを取り上げてみたいと思い

ます。

まず、どういったものがあげられるでしょうか。

そう、まず胴差し、桁、梁といったものが代表的ですね。

それぞれもう少し見ていきましょう。

胴差しからですが、使われる部位は、建物の外周部で、1・2階の間に用い

られます。

通し柱間に架け渡されます。管柱や間柱がその上下に配置されます。

この部材は強度が十分でないと垂直方面の力に負けて、座屈してしまうかも

しれませんので、「せい」(高さ方面の厚みをとる事)を大きくします。

次が「桁」(けた)についてです。

桁も建物の外周部で使われます。

主に屋根の軒下で下からの柱と連結されます。

また、屋根構成材の垂木を受ける場合は、軒桁(のきげた)ともいいます。

建物が長方形の場合は長い方が桁方向となります。

桁行(けたゆき)ともいいます。

そして、「梁」。柱とともに一番大事ですね。

役割は2階の床を支たり、小屋組(こやぐみ)を支えます。

桁と直角に架けられる事が多く、またスパンが長い場合は、耐久性があって

堅牢な松などを使います。

断面も「せい」の大きいものが用いられます。

梁が架かっている方向を梁間といいます。

では、次は斜めにして使うものです。

種類としては、筋交い、火打ち、貫などがあります。

まず、筋交いですが、横からの圧力に対して傾くのを防ぐ役割の部材です。

圧縮用と引っ張り用があります。

圧縮用の筋交いは3×9cm以上で、これ以下のものが引っ張り用に使われま

す。

そして、火打ち。各部にある部材を斜めに渡して構造体を補強します。

土台に使われるものが「火打ち土台」、梁を強化するのが「火打ち梁」とい

います。

最後が「貫」です。壁を造るための下地用です。

柱と柱の下端を繋ぐ地貫(じぬき)、中間を連結させる胴貫、上部を連結させ

る天井貫、間口の上方を繋ぐ内法貫があります。

奥が深いですね。

ここまで読んでいただいた方。あなたは実に心の広い方とお見受け致します。

また、是非ご覧ください。


  


Posted by massan&junjun at 17:33Comments(0)