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2010年01月30日

採光と日照の関係


まっさんです。

さて、だいぶ寒さも厳しくなってきましたが、皆さん如何お過ごしでしょう

か。

日の出時間も少しずつ早くなってきましたね。

では、今日は採光についてからです。

私たちは普段、昼間に自然に外からの光を室内にとりいれています。

これを採光といっています。

なに、当たり前じゃないか。

まあ、もう少し聞いてやって下さい。

この採光には、直射日光を除いた空からの光が用いられます。

どうですか、ちょっとずつ理屈が出てきましたね。

この光の事を「天空光」(テンクウコウ)といいます。

太陽の光は、曇り空だと拡散されますから、その分晴れた時よりも全天空照

度は高いのです。

全天空照度とは屋外の水平面照度の事です。

あんまり、インテリアの事とは関係がないと思っていらっしゃる方もいると

思いますが、インテリアコーディネーターは生活全般を守備範囲としていま

すので、こういった自然環境も理解しておく必要があるのです。

閑話休題。

いったん部屋の中に入った光は、昼光率という基準で表現されます。

この基準の計算式は次の通りです。

「室内の測定箇所の照度÷全天空照度×100」です。

全天空照度は15000ルクスが使用されます。

昼光率の目安は居間の場合、0.7%位といわれています。

少し暗いような感じがしますが、照度に換算すれば100~150ルクス位でしょう

か。

カーテンとか窓がありますから、こんなものでしょう。

ただ、この昼光率というのは、測定場所とか窓の大きさ、窓ガラスの種類、

大きな木が窓の近くにあるなどの理由で変化するのは、当然ですね。

この反対に昼光率の数値が変化しない要素としては、時刻や天候、季節には

影響されません。

あくまでも天空光を測るからです。

建築基準法では、窓の大きさは、居室の床面積の七分の一以上の採光に有効

な窓面積を有しなければいけないとされています。

天窓や窓のガラスをスリガラスなどにしても均せい度は高まります。


  


Posted by massan&junjun at 09:31Comments(0)