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2009年12月26日

体感温度


まっさんです。

インテリアと体感温度とは一体どういう関係があるのでしょうか。

あんまり関係がないと思われがちですが、生活に密接な分野を担っているイ

ンテリアコーディネーターにとって、寒さ、暑さ、湿気、対流、放射、着衣

量、作業量といった感覚は、常に商品選択やリニューアルを行う場合の工事

材料の選択等に多くのヒントを与えてくれる材料になるのです。

では、少し詳しく体感温度について述べたいと思います。

体感温度とは人が暑さや寒さを感じた時の感覚ですが、そこには外気との熱

のやりとりがあるからです。

そのやりとりの結果、寒いと感じた時は着衣料を調節したり、冷暖房装置を

使うわけです。

この熱のやりとりに関しては前に述べた事がありますが、覚えていらっしゃ

るでしょうか。

そう、外部の熱との交換は、対流、放射、蒸発が密接に関連しあっています。

もう忘れてしまっていると思いますので、ちょっと説明しておきます。

まず、「対流」です。

最近の家では換気装置のある家が多いかと思います。

この換気の際の熱の移動が対流です。

対流があることによって、人の体感温度が左右されます。

「放射」とは放射熱によって惹き起こされる熱の移動で。太陽洸や暖房装置

の放射熱が代表です。

「蒸発」とは、水分が蒸発する時、周りの熱を奪う現象があります。

この蒸発の際に奪われた熱は夏だと気持ち良いのですが、冬は歯がかちがち

噛み合わなくなるほどの寒さになります。

では、この体感温度にはどういった使い方があるのでしょうか。

有名なのが、「ヤグローの有効温度」です。

この尺度は温度、湿度、気流を体感温度の尺度としています。

その他に新有効温度といった尺度もあります。

この尺度は寒さ、暑さ、湿気、対流、放射、着衣量、作業量といった感覚全

てを尺度の対象にしています。

これらの尺度は、人間が快適な生活ができるような環境を作るための指標で

あるということがいえます。

下の図は(財)省エネルギーセンターの資料です。

まっさんでした。


  


Posted by massan&junjun at 17:38Comments(0)