2009年12月20日
冷房負荷計算の方法
まっさんです。
寒くなってきましたね。
近頃、地球温暖化が叫ばれていますが、体感としては地球寒冷化に向かって
いるような気がします。
それにしても、関東地方のここ2・3日の気温は低くなっています。
夏場までこの冷気をしまっておきたいですね。
では、早速本題にはいりましょう。
侵入熱量を計算するには、前回暖房負荷計算のところでも述べましたが、壁
や開口部、屋根、床といった場所から貫流熱が侵入してきますが、その熱貫
流と換気した時の熱損失と、天光から直接窓に侵入する熱量と、室内にいる
人の発熱、照明からの発熱を加えたものとされています。
熱貫流率は前回も述べたところですが、一㎡あたり、一℃当たり、一時間当
たりの熱の通過熱量の事です。
さて、この貫流による熱侵入量はどうやって計算するのでしょうか。
下に計算式を書きます。
熱侵入量=熱貫流量×壁の総面積×室内外の温度差
なお、室内外の温度差については、日射の影響が考えられるため、日中の温
度差を調節するのに日射等価温度が用いられます。
意外と簡単でしょ。
ちなみに、人間の発熱量は、一人当たり100W程度です。
照明その他の電気製品からの発熱量はそのワット数の総和です。
余談ですが、日射というのは、まぶしい時もありますが、冬のこの時期には
ありがたい暖かさを感じさせてくれますよね。
陽の下で干した洗濯物を取り入れる時、本当にありがたみが感じます。
閑話休題。
日射による一日あたりの総熱量を終日日射量といいます。
季節によってこの量は変化しますが、夏場の南面は太陽光線の角度が高いた
め、日射量は東・西面より減少するのです。
もっとも、一番多いのは水平面照度。すなわち天井面ですね。
屋根の断熱が大切という事です。
まっさんでした。
Posted by massan&junjun at
11:32
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