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2009年12月05日

室内の熱環境


まっさんです。

さて、皆さんの中に、鉄筋コンクリートマンションにお住まいの方がいらっ

しゃると思います。

住み心地はいかがでしょうか。

今日はコンクリートを使用した住宅の住みやすさについて考えたいと思い

ます。

まず、断熱性能についてです。

断熱とは、正に室内と室外の熱の伝熱を断つということです。

その為には貫流抵抗の大きい部材で壁や天井を造らなければなりません。

また、ガラスも複層ガラスを使用するのも効果的です。

よく壁体内にアルミ箔を張る場合もあります。

これも断熱性を高めるための配慮です。

では、断熱材にはどういったものがあるでしょうか。

良く聞くものに、グラスウール、ウレタンフォーム、ロックウール等があり

ますね。

これらは、熱伝導率が小さいのが特徴です。

中に空気がたくさんつまっているからです。

空気というのは、分子がまばらであるため、熱は殆ど伝わらないのです。

しかし、熱をもった分子が動いてしまうと、熱を伝えてしまいます。

この現象が対流といいます。

ですから、断熱性の定義は空気を動かない状態にして閉じ込めてしまう事に

あるのです。

複層ガラスしかり、上記の断熱材しかりです。

なお、寒冷地では複層ガラスを使用したサッシを二重にする事が多いようで

す。

サッシといってもアルミではなく木製や樹脂製のものの方が、熱伝導率が小

さいので、断熱性に優れているのです。

このように、物質には熱をため込む性質があり、このことを熱容量があると

いう表現をします。

では熱容量の大きいものとは一体どういうものがあるのでしょうか。

代表的なものにコンクリートがあります。

このコンクリートは昼間の日照により暖められ、夜になってもなかなか室内

の温度が下がらないのは、熱をため込む容量が大きいからなのです。

ですが、コンクリートの熱容量は大きいのは、質量が大きいからであって、

比熱は小さいのです。

比熱とは、1グラムの物質を1℃上昇させるのに必要な熱量の事です。

ですから普通、熱伝導率の高い材料は比熱が小さいのですが、コンクリート

の持つ質量が熱容量を大きくしているといえます。

これから住宅を建てる方は、この断熱性にも配慮する事が重要になります。

まっさんでした。


  


Posted by massan&junjun at 16:45Comments(0)