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2009年11月28日

玄関とエクステリアのバリアフリー計画


まっさんです。

エクステリアとは、玄関周りを総称しています。アプローチともいいます。

このアプローチに階段を設ける場合、次の勾配によることが推奨されていま

す。

550mm<=T+2R<=650mm 

この式自体は何度か取り上げていますが、ようするに傾斜が踏み面と蹴上げ

の関係から適正な傾斜にするようにしたものです。

団地の場合は勾配が1/12( 4.6°)以下が推奨されています。

車椅子の場合は更に勾配が緩くないと登れませんね。

この場合は1/15( 3.8°)位とされています。

しかし日本の住宅の敷地面積はそれほど広くはないわけです。

そうなると別の手段が必要となります。

普及率はまだ高いとはいえないと思いますが、段差昇降機というものがあり

ます。

エクステリアには、他にカーポートやバルコニーがあります。

カーポートが玄関の近くにあれば、買い物を運ぶのに便利ですよね。

このカーポートの空間は車の幅が1800mmとして最低でも1200mm位あっ

た方が安心です。

ですから、幅3000mm、奥行き5000mmといったスペースがあった方がい

いですね。

バルコニーは最近の戸建て住宅の多くに設けられています。

ちょっとした事に使えますから便利です。

このバルコニーと住宅内部の床の段差は180mm以下の単純段差が推奨さ

れています。

玄関ですが、私も靴を脱いだり履いたりする時に低い椅子があればいいなと

思うのですが、多分、何人かは私と同じ意見の方もいらっしゃるのではない

かと思いますが、如何でしょうか。

こういう場合は、是非とも折たたみが簡単な椅子を用意しましょう。

足がつりませんよ。

さて、この玄関にも室内に入るための段差がありますね。

そう、上がり框です。

この段差は180mm以下とする事が推奨されていますが、古い家では恐らく

倍くらいの高さがある家もあるのではないでしょうか。

そういった場合は、急な段差を解消するために式台を設けましょう。

この式台のサイズは、足が安心して載せられるよう、300mm位あるものを

選択しましょう。

それと上がり框の段鼻には、式台と上り框が識別できるような材質、色を選

びましょう。

転倒の危険性を減らす訳です。

また、玄関の扉の下にある沓摺り部分と玄関土間の段差は5mm以下が推奨

されています。

車いすの通過を配慮したものです。

また、玄関の上り框には手すりを忘れないように取付ましょう。

位置は、玄関土間から900mmを下端とし、上端を上り框から1400mm程

度の高さに設置します。

まっさんでした。


  


Posted by massan&junjun at 16:47Comments(0)