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2009年11月08日

家具の安全性について


まっさんです。


家庭内で事故による死者(日常災害)が意外に多いというのが報告されてい

ます。

火災などの非常災害による死者数よりも多くなっています。

ちなみに「日常災害」とは、転落、転倒、落下物による怪我、挟まれたりナ

イフなどによる接触型、感電やガス漏れといった危険物型等があります。

特に、家庭内で多くなっているのが、浴室内の事故で、寒い時期に浴槽に浸

かりながら、いきなり心臓発作が起こって、湯船に沈んでしまうといったケ

ースが多いそうです。

浴室は暖かいと思いがちですが、浴室内暖房はこれから必要な設備である事

を忘れてはいけないアイテムになりそうですね。

JISでは、こういった日常災害を防ぐため、各種の試験方法が定められてい

ます。

例えば、家具の耐震安定性試験は、家具の重心に総重量の6割に当たる圧力

で引っ張り、転倒するかせん断するかの実験がされています。

このほかテーブル等は荷重をかけて転倒や安定性の試験が行われています。

椅子の場合は衝撃を複数回与えたり、圧縮力を与えて、強度検査を行います。

収納家具の場合は、家具そのものの強度試験と各部材の耐久力がテストされ

ます。

その他、家具の装備については、人間が仮に間違った操作をしたとしてもそ

の安全性が確保されるといったフェイルセイフの発想も考えられてきてい

ます。

このように、建築やインテリアは、安全性、耐久性といった基準が従来は建

築基準法に定められていたのですが、最近の改正により、実験による性能が

満たされていれば材料や建築方法は問わないといった性能規定に切り替え

られてきています。

インテリアでも性能仕様書で発注する性能発注という方法が今後とられて

いくかもしれませんね。

なお、JISの性能検査の項目は、次のとおりです。

断熱性、遮音性、気密性、耐火性、耐久性等です。

まっさんでした。



  


Posted by massan&junjun at 12:20Comments(0)