2009年09月03日
シャリー・マクレーンのココ・シャネル
じゅんじゅんです。
渋谷は東急文化村で映画を観てきました。
田舎者の私は、渋谷駅から外へ出るのは数年ぶり。
それでなくとも文化村?ハチ公口?え、どこにあるの?状態。
改札抜けたらまず、眼を皿のようにして周辺地図を探し、見つけたら、さら
に集中力をUPして、まず文化村通りをみつけ、BUNKAMURAの文字
がみつかるまで地図をくまなく凝視。
え、なんだ、109の裏じゃん。若い子に聞かなくてよかった(汗)で、シャ
リー・マクレーン主演、ココシャネルを見ました。
文化村ル・シネマは1と2が隣り合ってて、シャネルのおとなりは「クララ・
シューマン」こちらのほうが人気みたいで、すでに満席状態。ここは入れ替
え制をとっていて、昔はそれが斬新だったが今は前世紀の遺物。インターネ
ット・オンライン予約も出来るが、シネマニュースの受信者だけしか予約で
きないシステム。
客層は圧倒的に初老のご婦人がた。でも私の隣の席には中年男性がひとりで
見に来てましたが。
チケットを買うと番号が入っていて、これは座席番号ではなく、扉をくぐる
順番なんですね。10番ごとに呼ばれて席に入って行く、当然後ろの席から
うまるので、遅い番号は前の方の席になります。でも私は男性の隣に「ここ
いいんですか?」と腰を下ろしたので後ろから3列目で席の後ろに椅子が無
いという、そういう席をGETできました。
映画ですが、クララの方が混んでいたのも道理。「ハリウッド映画?まるで知
ってるつもりの再現ドラマじゃ~ん。」ピーコさんよ、お言葉ですが、シャネ
ルについてこの映画のエピ程度のことは「知ってるつもり」か「スマステ」でも
見てれば、ええ、テレビで何度も見てますわよ。文化服装学院の新入生じゃ
ないんだから、中年・初老の女をなめんなよ。(ま映画評論はオスギの仕事よ)
みなさんも「映画」を期待せず、「テレビドラマ」だと思って観に行ってくだ
さいね。
シャリー・マクレーン老いたり。だからココの晩年と、若い時の恋ふたつが
エピとしておもに描かれるところ。有名なW公との恋愛と別れや、晩年の若
きイヴ・サンローランへの言葉「あの子の作品は私のコピーの中では、優秀
な方よ」には触れられてません。「マダムスザーツカ」の彼女の迫力は求めな
いで。あと題名を忘れたが、宇宙飛行士と恋をし、癌で死んでいく娘を見守
るあの映画のクオリーティーも、この作品には求めないで。
むしろ、メリルストリーヴやグレン・クローズが断ったであろう脚本で、老
シャネルの精神を体現したシャリー・マクレーンを愛でて、映画のキャッチ
コピーの「私はファッションを作っているんじゃない、スタイルを作ってい
るの」よりも、「挑戦しての失敗は痛手、陳腐の連続は悲惨。」なんて彼女の
台詞を楽しんで。
そしてココ・シャネルの人生をもっと堪能したければ、2010年公開予定のシ
ャネルNO5を中心に描かれる、もう一つの「ココ・シャネル」を観に行っ
てくださいませ。
Posted by massan&junjun at
20:28
│Comments(0)