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2009年08月13日

空しか見えない

じゅんじゅんです。

都会の住居の多くは、窓から隣の家しか見えない。

狭い庭が付いていても、マンションの上層階でも、窓から見えるのは、

建物のほかは空ばかりである。

川や公園や学校が見えれば、それは良い風景ではあるが、ホテルの30階

からやっと見えるのであれば、車も人も別世界の生き物のようにしか見え

ない。

だから、目の前に広がるものと言えば、空ばかりである。

ところが、都会に住んでいると、窓のない部屋で長く過ごさねばならない

機会が多い。

(注:建築基準法で、居室が二間続きの場合、一方の開口面積が基準に

達していれば他方の居室に窓がなくても良い。By Massan)

ビルの中では、オフィスでも病院でも本屋でもレストランでも窓がないか、

あってもふさがっていて、空さえ見えない。

普段は気にも留めない空だが、たとえば、これから長期間仕事をする場所や

通う場所などに、窓がないという事実に気づくと、ちょっと狼狽する。

天井や壁やテレビや本にはない、生きている安心感のようなものを

感じさせる力が空にはあるのだ。 

  


Posted by massan&junjun at 21:09Comments(0)