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2009年07月23日

シャーロット・ランプリング

じゅんじゅんです

ヴィスコンティが「悲劇的な目」と称した目元の持ち主、シャー

ロット・ランプリング。

「地獄に落ちた勇者ども」のなかで、老男爵にして鉄鋼会社の持

ち主・いわば貴族的万俵だいすけでなく本物の貴族 の姪の娘

とか言う続柄の、雇われ社長の妻でもある女性で、二人の娘とと

もにアウシュビッツの類に送られて殺される運命の女性を演じて

いた あの痩せぎすな 女優です。

というより、あの、「愛の嵐」のサスペンダーの少女 と言った方

が映画通には通じやすいかもしれない。

気になる女優でした。いまもすばらしいけれども、若い彼女は本

当に、ぞくぞくするくらいセクシーでデカタンで美しかった。

おっぱい大好きな日本のおとなこどもな男子にはどうかわかりま

せんが、「デカダンスってどんなダンスですか?」とか聞いてくる

ビジュアル系バンドのファンの女の子にも難しい魅力かもしれな

いが、シャーロット・ランプリング、いやしくも退廃と没落の美

学を標榜する芸術を齧ろうというものには、避けては通れない

属性の美を体現している女優だと思うのです。

ドミニク・サンダもすてきです。でも宝石の似合うシャーロット・

ランプリングの方が悲劇性一点だけにおいても、ずっと格上とい

う感じがするのです。

今年見たブラビがどんどん若返っていく映画、あれにも、クルー

ニーファミリーともいうべき痩せぎすな1920OR30年代の毛皮

の衣装の似合う女優が出ていました。

拒食症か?とみまごうばかりに細いけれども、ああいう質の体つ

きなんでしょう。ただ、「悲劇的な目」ではないんです。

ローレン・バコールのザ・ルックもかっこいいがデカタンではな

い。ローレン・バコールと「オリエント急行殺人事件」で(ネタ

ばれ)母娘を演じていたジャクリーヌ・ビセットも痩せてるが

退廃と没落にも悲劇的な目にも力不足な感じがする。

それもこれも比べるのがシャーロット・ランプリングだからだが。

貧乳だし、おしりのえくぼを見せびらかすわけでもなく、年中真

珠やダイヤを齧ってる役ばかりやってるわけでもなく、白髪でシ

ョートカット、くたびれたカジュアルパンツ姿でアジアの男を毎

夏買いに島に通うような役をやっていても、やっぱりデカダンス

と悲劇的な目を買われたキャスティングね、と納得してしまうの

でした。

  


Posted by massan&junjun at 16:38Comments(0)